担当者が知っておきたい、サーバーまわり
サーバー構成、OS、アプリケーション・・・どこまで必要? サーバーに関して
サイト運営は、”裏側”も気にしておきましょうでは、ECサイトの担当者も必要最低限のサーバー知識を持つ必要があると書きました。ここではその具体的な内容についてです。
まずサーバーの種類からです。大きく分けてサーバーには「ハウジング」と「ホスティング」があります。ハウジングはクライアント側がサーバーなどの機材を用意して、データセンターに預けるという方法です。またホスティングの方はサーバー事業者が予め用意したサーバーを借りる事になります。この他にも自社内にサーバー室を設置して運用を行う、という方法もあります。ここではホスティングを中心に考えていきます。自社内での運用はもちろん、ハウジングについてもこれらを選ぶ場合であれば、システム専門の担当者がきちんといるはずですので、その人に相談して解決するようにしましょう。
さて専門志向の高い人はサーバー構成などもきちんと勉強しようとする場合が多くありますが、一般的な担当者であればあまりそこに目がいかずWebサイトの制作やマーケティング面の方に多く目が行きます。それはつまり、“お金のかけ所”がそちらになるという事です。システムの専門家がWebのサーバー構成を考えた場合に、それだけで予算が何度も吹っ飛んでしまうような金額が出てくる事もありますが、これは鉄壁の構成を用意しようとするからです。ただ多くの場合、Webで販売をするのは実店舗で行うよりも経費が抑えられるからで、それに近いような経費をサーバー側で取られると、とてもではないですが開設ができません。商用で使うレンタルサーバーの多くは、このあたりについてもある程度しっかり準備されています。
負荷、バックアップ、監視体制はどうか
Webサイトのサーバー選びで基本になるのが、アクセス数です。アクセスが多ければ負荷もかかってくる訳ですから、それに耐える構成が必要です。新たな事業としては目途がつきにくい面もありますが、予想できる最大限の目安はつけましょう。またECサイトで特に注意したいのが、一時的なアクセス増です。大型キャンペーン開催の際は普段の3倍、4倍といったアクセス増が見込める場合には、それも考慮しておきます。実際に何らかのトラブルが発生するのはこうした場合です。またデータのバックアップも大切です。レンタルサーバーにはオプションで定期的にバックアップデータを取ってくれる所があります。データが飛んでしまうのはある意味自己責任ですから、追加料金を惜しまず保証のひとつとしてこれも考えてみましょう。その他にも24時間の監視体制が取られているかどうかなども、チェックポイントです。
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