PRは”載せてもらう”、ではなく”話題を提供する”心構えで

Date:2014.05.09

提供する話題、商品がないからリリースが出せない
「広告費をかけずに、自社商品の宣伝をしたい」
こうした要望は、ほぼすべてのネット通販を行っている会社が持っている事でしょう。
そこで
「リリースを出しましょう」
という提案をすると、
「うちの商品はそれほど飛びぬけたものがないから・・・」「有名な会社ではないから、どうせ取り上げてもらえないだろう」
そんな弱気な声がよく聞かれます。
確かに、明らかに目新しい機能や特徴が商品に備わっていれば、取り上げてもらえる確率は高くなります。しかしそれで遠慮をしてしまっていたら、ずっとメディアとは無縁で商売を行っていく事になってしまいます。

解決策1、業界の事を知ってもらう
メディアは決してすべての業種、業界に精通しているわけではありません。業界規模が大きければそれを専門に扱うような記者もいますが、そうでない分野がほとんどです。
ですから「この業界、分野はこうなのだ」というのを伝えるようにします。記者が興味を持ってくれたら、しめたものです。記者が興味を持つという事は、その媒体を見る読者に響くだろうと考えているのです。大切なのは商品や会社をPRするのではなく、業界やその分野の情報を伝えていく事です。これをメディアとの最初の接点であるリリースで伝えるために、書き方を工夫したり、他のリリースなどをよく読み込んで研究してみましょう。また説得力を持たせるためには、数字を入れる事も大切です。その意味では調査リリースは効果的な手法と言えます。

解決策2、話題になる事を仕掛ける
さてある程度イメージが固まっていたり、多くの人に既に知られているような分野であれば、そこに切り口を変えた取り組みを行ってみましょう。例えば「イベントを開催します」ではまず取り上げてもらえません。「地元の食材だけを使ったイベント」もありふれていますね。「幻の食材と言われる○○を使った~」とやるとインパクトは高まりますが、宣伝ぽくなりますのでメディアは逆に取り上げてくれません。そこで「主婦100人が選んだ人気の地元食材を発表。それを使ったイベントも当日開催」とします。地元の食材で本当に生活者が評価しているのは何なのか? 興味があるところです。

解決策3、話題になる“人”をつくる
さて解決策2のような話題づくりも難しいという場合は、話題になるような“人”を社内につくるという方法もあります。「カリスマ社長」「名物店員」と言われるような存在です。小さなお店は個性的な人が多いですし、大きな会社ではその中でどう考え、成長していくかに関心が持たれる場合も多いでしょう。「あの人に会えば、面白い話題が提供してもらえる」と記者に思ってもらえる存在になるというのは、有効なPR手法になります。