サイト運営は、”裏側”も気にしておきましょう
Webサイトには、裏方がある
華やかなネットショップ。楽しい雰囲気のWebサイト。賑わいのあるデザイン・・・ECは比較的手軽に、思う通りの表現ができていきます。しかし意外と忘れがちなのが、それはインターネットの世界にあるという事です。雑誌やチラシが“紙”の上にデザインされているのと同じように、Webショップもそれを支えるインフラがあります。Webサイトを支えるこのインフラ技術の基本中の基本、サーバーについて考えていきましょう。
担当者は、サーバーに関して知らなくていい?
情報システムの部署がWebサイトの担当者になる場合を別にすると、比較的サーバー回りに関しては知識が少なく、実際に仕事に携わり始めてもあまり関心を示さない人が多いのがこの分野の特徴です。Webサイトのデザインといった見た目、広告といったプロモーションに比べてどうしても地味というのもありますし、何となく難しそうな印象があるからでしょう。実際すべてを把握できる人は少ないですから、専門的な知識を多く知る必要はありません。
制作会社との間で起こりがちな事
実際にWebサイトの運営を行っていくうえで起こりがちな事を挙げておきましょう。まずはWebの制作会社、代理店等にサーバーの手配や運営をすべておまかせをした場合。これは非常に楽です。ただし起こり得るのが、その制作会社から別の所に外注先を変更しようとした場合のトラブル。制作会社がサーバー管理まで行っていると、なかなかスムーズに新しい会社に引き継げない事が多いようです。最近の制作会社はサーバー提供、管理まで予め基本サービスとして請け負うという所が多いですから、割と見聞きするトラブルです。運営を引き継ぐ場合に担当者が少しは知識を持っていないと、交渉が難しくなります。
また自分たちでレンタルサーバーを契約をしている場合でも、サイト容量の増加や新しいプログラムが動かない、経費削減といった事で内容を見直さなければならない事があります。その際には各レンタル内容を比較検討する必要がありますので、ここでもサーバーの基本的なチェックポイントは押さえておかなければいけません。
最も困るのは、ユーザーへ迷惑がかかる事
さて制作会社との間、あるいはレンタルサーバー見直しといった言わば内部事情では無く、やはり一番問題になるのはユーザーに対して迷惑がかかる場合です。ネットショップの場合はサーバートラブルにより表示が遅い、あるいはWebサイト自体が落ちてしまうような事があると、大きな不信につながりその後の収益減にもつながりかねません。ブロードバンド時代ですから、以前のように回線が遅くつながりにくいといった事はほとんど無くなってきています。またサーバーに関してもスペックの高いものが当たり前になっています。それでもやはり“ハード”であるサーバーが絶対にトラブルを起こさないという事はありません。ですから例え地味で難しくても、最低限どこをチェックしておくべきかは必須です。次回はそれらについて具体的に解説していきましょう。
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