HTML5は定番となるのか?
HTMLはひとつではありません
「Webサイトは、HTMLでできています」。
こう言われて多くの人が頷くでしょう。またあのアルファベットの言語が並ぶテキストを思い浮かべるでしょう。もしちょっと?という人がいたら、ブラウザのメニューか右クリックで、表示しているWebサイトの”ソース”を見てみてください。プログラム言語のようなものが出てきましたね。それがWebサイトを作るHTMLです。
このHTMLは永遠に同じものではありません。これが世に出てから既に、数回のバージョン変更が行われてきています。
そんな中で最新の「HTML5」は、非常に注目を集めました。タグで動画再生などができるマルチメディア機能、図形を描画する事などが可能になるからです。これはHTMLのバージョンアップの中で、ユーザーにも大変わかりやすい変化だと言えました。
HTML5は来る、はず
ネット業界は1年、いや数か月で注目されていた言葉、サービスなどが廃れてしまう世界です。だからFacebookでさえも既にトレンドから外れている、と2013年の春に聞いてさもありなん、あまり驚かれもしないといった感じでした。
そんな中でHTML5は本当に定着するのではないか。そんな雰囲気がありました。サービスではなく、Webサイトを作るマークアップ言語そのもので、W3Cという技術の標準化を推進する団体も積極的に後押しをしたからです。
ところが数年前の盛り上がりの後、やや停滞を見せます。しかしすぐにまた大きな追い風が吹きます。それはスマートフォンの普及です。HTML5の広がりを阻むもの、それは未対応のブラウザの存在です。ところがスマートフォンであれば、基本的には対応しています。またiPhoneが非常に優位な時期で、Flashというマルチメディア的な表現ができるソフトにiOSが非対応だった事も追い風でした。けれどもここで本格的に普及、とはやはりなりませんでした。私などもそうだったのですが「じゃあ、パソコンで古いブラウザを使っている人はどうなるの?」でした。
アクセス解析で各ブラウザの使用状況を見ても、古いブラウザで見ている訪問者はかなりの数います。そこで不備が出るリスクを冒しても良いのか? 難しい判断ですね。
ECサイトの担当者は、幅広い知識を
HTMLのバージョンをどうすかなどは、技術的な問題です。ですから基本は制作会社、制作部門の人間が考えて対応するものですが、ECサイトに携わる方は少しでもこうした分野の知見を持っておくのが望ましいと言えます。
新しい技術、HTML5そのものが好きという制作者も中にはいます。そんな時にユーザー視点を持ち、ちょっぴりコントロールをしていく。そんな手腕も発揮できると、より良いサイト運営ができるかもしれません。
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