楽天市場での「売りの法則」
楽天市場で商品を販売していると、日々、新たな気付きがあります。流れが速いEC業界ですが、筆者が約10年間、楽天市場で売上げを伸ばすために考えてきた様々な取り組みの中で、これからも当面は通用するであろうと考える「売りの法則」についてご紹介して行きたいと思います。
売り上げ簡単に伸ばしたいなら、売れる商品を優先的にプッシュしよう!
商品の中には大きく分けて「売れる商品」と「売りたい商品」があります。「売れる商品」と「売りたい商品」が同一商品だと理想的ですが、通常、それらは相反する場合が多いです。
短期間で売り上げの数字が欲しい時はどうすれば良いのでしょうか?その場合は「売れている商品」を「もっと売る」事です。あまり売れない商品にスポットを当てるより売れている商品にスポットを当てて数多く販売する方が効率が断然、効率が良いからです。
新規顧客獲得で売上げを積むよりも、既存顧客にもっと買ってもらうことで売上げを積む方が簡単!
売りやすい商品(もしくは市場に対して)を優先して販売することは、客層(ターゲット)に対しても当てはまるルールです。これまで一度も買った事がない顧客に購入してもらうよりも、過去に何度か購入した経験がある人に購入してもらう方が売り上げに繋がる可能性は高くなります。短期間で売り上げを少しでも積み上げたい場合は、商品同様、ターゲットとする顧客に対しても「どの客層がもっとも購入してくれそうか?」を優先して考え、戦略を立てましょう!
売上げは仕入れの量に比例する
通常、在庫の量が多ければ多いほど注文が取りやすく、その分、売り上げに繋がる可能性は高くなります。注文が入ってからすぐに商品を確保できる場合は例外ですが、在庫品を中心に販売する場合、売り上げは在庫の量に比例すると言っても過言ではありません。過去の販売実績や販売キャパを遥かに超える在庫の積み上げは、資金繰りを悪化させる危険性を招く場合もありますのであまりお勧めできませんが、原則、売り上げ目標に対しては多少なりともプラスαで在庫を上乗せして確保する習慣を身に付けると売上げアップに繋がります。
商品毎(カテゴリ毎)に販売比率を的確に把握できると売り上げが伸びる!
売り上げは仕入れの量(在庫)に比例しますが、では、その仕入れボリュームの見極めはどのように行えば良いのでしょうか?それは、売れている商品別、メーカー別、もしくはカテゴリー別に販売構成比を月別に分析して現状を可視化することから始まります。売り上げの構成比が見えると、どの商品が伸びているかがハッキリと理解できるようになります。後は売り上げの伸びが好調な商品を優先的に仕入れていくことで、全体的な売り上げは自ずと伸ばすことが可能になります。
ただし、売り上げが伸びた場合は、その理由を必ず理解しておかなければいけません。理由がわからないまま、販売実績だけを元に仕入れの量を増やすと危険が伴う場合がありますので注意が必要です。
次号へ続く。。。
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