SEOへの取り組み方 ペンギンとパンダ
パンダとペンギンがやって来る
「Googleの使者は、パンダとペンギンです」。
こんな事を言えば、一般の人は?? でしょうし、毎日ネットを見ているユーザー、あるいは仕事で多少Webサイトの運用に携わっているような人は(Googleのトップページのデザインにこれらの動物が使われるのだろうか?)などと考えるかもしれません。
一方Web業界にいるSEO会社は大慌てをし始めるはずです。そして頭を抱えるのは、自社のサイトを管理するWebマスターです。
どういう事か種明かしをすれば、これらはGoogleが検索順位を決める方法、つまりアルゴリズムの強化を意味する「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」というコードネームを指しています。
共にGoogleの検索性能をより高めるために実施されるものです。その内容を極めて大雑把に言えば、“質の高いページ、コンテンツを作りましょう”、そして“無関係なリンク、数合わせのリンクは止めましょう”という事です。
おそらくインターネットのショップを開いていく時、ほとんどの方が集客手法として“SEO対策”という言葉を耳にし、実際それを行っていこうとするはずです。
「広告はお金がかかる。でもyahooとかGoogleで検索されて1番になれば、お金をかけずに集客ができる」。
こうした言葉を、ショップ運営者や新規開設者からこれまで何度も聞いてきました。そして多くのWebサイトで、実際に“SEO対策”が施されます。もちろんメインで狙っているキーワードは、売りたい商品の種類やカテゴリ毎に多くの場合競合と同一のものになりますから、皆が一位になれる訳ではありません。SEO会社と相談して上から3つ以内や5つ以内、あるいはせめて検索結果の1ページ目に表示させて欲しいという要求に落ち着く場合も多々あります。検索結果が思い通りになるかどうかはまちまちですが、パンダとペンギンはそんな努力をしているWebサイトのいくつかに、強烈な冷や水を浴びせました。
一貫した信念を貫き通しているGoogle
今や検索エンジンと言えばGoogleであり(日本ではシェア的に高いyahooJapanも、仕組み上は同じ検索エンジンを使用)、SEO対策と言えばWebマーケティングの最重要項目の一つです。しかしWebサイトがビジネスに広がり始めた頃は、そうではありませんでした。それがあれよあれよと地位を高めていくのは、検索精度が向上していったからです。そして検索精度を向上させるためのロジックは、次の通りでした。
・質の高いページ、コンテンツを作る事。
・無意味、無関係な被リンクを設定しない事。
解りますか? パンダとペンギンが行ったのと同じです。つまりこの二つのアップデートは以前からGoogleが取り組んでいた事で、それがより精度を上げましたよ、というものなのです。ただ多くのSEO対策はこの隙間をぬって行うようなものでしたから、いくつかのWebサイトは残念な目に合ってしまいました。その具体的な事例を、いくつか見ていきたいと思います。
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