楽天・アマゾン売上・流通総額・市場シェア比較 2013年
今回は2013年現在EC業界の最王手である楽天とアマゾンの売上・流通総額・シェアを比較し
ネットショップ出店者にとって出店先の選定や資本の投下具合など戦略を立てやすくなればと思います。
まずは2012年のEC業界全体の流通量からおさらいしておきましょう。
2012年市場規模予想:5.01兆円
こちらは経済産業省のデータを元に2010年-2011年の成長率を元に算出したデータです。
これを元に楽天とアマゾンがどれぐらいのシェアを取れているのか見ていきましょう。
楽天市場
2013年現在日本最大のオンラインショッピングモール。
2012年の国内EC流通総額が約1兆4 ,465億円とのことです。
※ 国内EC流通総額=モール(通常購入・共同購入)、モバイル、オークション(旧フリマ含む)、ブックス、GORA、ビジネス、ダウンロード、チケット、ネットスーパー、チェックアウト、楽天競馬、toto、Show Time、メディアレンタル、ダイニング、サロン(12/上半期〜)、楽天マート・ケンコーコム(12/下半期〜) ※ 出典:「インターネット白書2012 」インプレスジャパン 発行
シェアでいけばEC業界全体の28.9%を楽天が占めているということになります。
また、出店店舗数は2012年12月時点で40,735店なので概算にはなりますが1店舗当たりの売上は3,551万円。
月商で296万円です。
ただし楽天の公表している流通量が楽天市場以外のものも含まれているのでここから多少割り引いて考える必要があるでしょう。
ちなみに楽天自体の売上はインターネットサービス部門で2012年で2,858億円です。
これは流通量ではなく店舗の出店費用、売上歩合、広告費用などの総額ということになります。
アマゾン
2013年現在日本2位のオンラインショッピングモール。
全品送料無料など強気な価格設定が特徴。
おそらく長期視点で価格戦略を実施し市場を取ったら徐々に値上げをしてく方針と考えられる。
実際2013年1月全品送料無料のサービスを終了し2500円以上まとめ買いしないと送料無料にならなくなった。
今まで売上高を公表していなかったがこの度初めて売上高を年次報告書の中で公開した。
それによると2012年の日本での売上高が約7300億円に達したという。
この7300億円という数字がどこまでの範囲を示しているのかは公表されていないがアマゾンの場合スタイルとしてアマゾンが小売店として商品を卸させて売れた分のフィーを支払うというスタイルなので可能性としてはこの7300億円が流通量に近い数字であると考えられる。
よってEC業界全体に見るアマゾンの市場シェアは14.6%ということになる。
楽天との比較でみると丁度半分ぐらいの流通規模を持っていると考えられる。
こう見るとまだまだ楽天だという考えと楽天、アマゾンの2社だけでEC業界全体の44%占められてしまっている現実が見えてくる。
御社のネットショップ戦略に役立ったでしょうか。
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