楽天出店プラン料金比較から運営にかかる実質的な費用まとめ
これからネットショップを始めようかと考えている方向けの記事です。
楽天出店にかかる費用が見えにくい部分が多く明確に理解されている方が少ないように思えましたのでここにまとめておきます。
ここでまとめたのは楽天が発表している基本的な料金ではなく実質かかってくる費用を算出しています。
楽天市場は悪い市場ではありませんが取り組み方を誤ると利益が出ずやっている意味がないという状況にも陥りますので
しっかりと収支計算をした上で戦略的に取り組むことをお勧めします。
楽天運営にかかる実施的な費用まとめ結果
まずは結果から
楽天運営にかかる費用
1.楽天に支払う金額
29,500円/月+月商の11.9%(そのうち234,000円を先払い)
+広告費用:1本につき数10万円
2.楽天以外に支払う費用
ホームページ制作費用、送料
楽天プランの比較
プランがいくつかありますが最初に選ぶプランは企業の大小や売上目標に関わらずがんばれプランが最適です。
内容としては12カ月契約で基本料金が月額19,500円というものです。他に売上課金などがありますがそれは後で説明します。
その他のプランについても比較しておきます。
ライトプランは3カ月契約が可能ですが割高です。
ネットショップ運営において3カ月で結果を出すのは不可能なので結果が出ず終わってしまう可能性が高いです。
スタンダードプランは基本料金が高くその代わり売上課金の料率が低いというものです。
楽天の試算では月商132万円以上売り上げた場合スタンダードプランに変えた方がお得ということです。
メガショッププランは登録できる商品点数や画像容量が無制限というもので初期の段階でそこまで必要となることはありません。
楽天運営にかかる費用詳細
ということでがんばれプランを選択した場合の費用をまとめていきます。
まずは楽天市場に支払う場合の費用からです。
初期費用
月額の基本料金が19,500円となりますがこれの年間一括払いとなります。
234,000円です。
初年度月額費用
売上歩合:月商の6.5%
※2012年11月より送料に対しても課金されることが発表され商品代金の売上高及び送料に対しての課金となります。
月商が上がれば料率は下がりますが月商50万円までは6.5%を支払う必要があります。
楽天スーパーポイント:月商の1%
楽天市場は必ず商品に対してポイント1倍がついています。要するに商品代金の1%を消費者にプレゼントするということです。
消費者がそのポイントを使う使わないに関わらず商品が売れた段階で1%を楽天に支払う必要があります。
ポイントを最大10倍まで変倍することがショップ側の選択で自由にできますが10倍の場合は10%ということです。
他社がポイントをつけていたら自社もポイントをつけないとなかなか動かないのでそこで競争するとしたら
平均3倍程度はポイントをつける必要があるかも分かりません。その場合月商の3%となります。
楽天アフィリエイト経由の売上:売上高の1%
楽天市場は商品アップをした段階で自動的にアフィリエイトが可能となります。アフィリエイターが商品を紹介し歩合をもらうことができる仕組みです。
その歩合が自動的に1%と設定されています。
楽天市場の場合はかなり多くがアフィリエイト経由で売れます。
仮に全体の売上に対するアフィリエイト経由の売上が3割あるとしたら実質アフィリエイトに関して支払う料率は月商の0.3%ということです。
CSV商品一括登録機能:1万円/月
CSVファイルを利用して商品を一括登録する機能です。
楽天市場でのネットショップ運営においては商品登録というのは非常に重要なファクターとなります。
この作業をいかに効率よくスピード感をもって行うかが成功を分けるカギとなります。
成功するには必須に近い機能だと考えて良いと思います。
クレジットカード利用料:一般…3.6%、楽天カード…2.65%
現在受注の大部分がクレジット決済となります。
クレジット料率の平均が3%、全体の7割がクレジット決済だと仮定すると月商の2.1%といったところでしょうか。
楽天広告:広告内容次第
楽天に出店しているショップが広告を考えた場合は楽天市場内の広告が最も効果的です。
というかせっかく楽天市場に出店して歩合を取られているのだから楽天市場内の集客を使わない手はないということです。
数万円程度で出せる広告もありますが数10万円かかるものが一般的です。
楽天市場以外に支払う初期費用
ホームページ制作費用(最初の楽天ショップ構築) 5万円〜50万円
ホームページ制作業者に委託します。
楽天自体は自作が可能だと謳っていますし確かにできなくはないです。
ただし自作した多くの場合はデザインの質が低く信頼性に問題がありそれが理由で売れづらくなる可能性は高くなります。
簡易的なデザインだけ依頼して残りを自作する場合5万円。
※結構大変ですができなくはないです。
全部お任せする場合で30万円前後。
商品点数や作り込むページ数が多くなってくると50万円。
というのが大体の相場だと思います。
※もちろんその数が必要以上に増えるとさらに高い費用になります。
楽天市場以外に支払う月額費用
送料:実費
ヤマト運輸などに支払う送料です。送料は別途消費者から請求することも可能ですが近年の流れ及び楽天自体も送料を無料にすることを推奨しています。
まとめ結果発表
これらを全てまとめると…
楽天運営にかかる費用
1.楽天に支払う金額
29,500円/月+月商の11.9%(そのうち234,000円を先払い)
+広告費用:1本につき数10万円
2.楽天以外に支払う費用
ホームページ制作費用、送料
となります。
これを踏まえて戦略を立てることをお勧めします。
例えば粗利30%の商品を取り扱ったら楽天に11.9%支払う必要があるので商売としては話になりません。
逆にこのことを踏まえてしっかり戦略を立てれば楽天市場は購買意欲の高い消費者が数多く集まる魅力的な市場となります。
楽天市場を魅力的な場所にするのも利益の上がらない場所にするのもあなた次第です。
ネットショップスタジオでは、楽天の運営に関して戦略作りからサービスを行っております。
楽天の出店をご検討中の会社様は是非無料相談にお申込みください。
Know-how
Ranking
Download