ピンタレストの活用方法
現在アメリカではピンタレストが急速に成長し2010年3月にスタートしたサービスが
2012年2月時点で月間訪問者数が1780万人を超えています。
先日楽天がピンタレストに出資をし業務提携をするという発表がありました。
ピンタレストというのはfacebook、twitterのようなソーシャルネットワーキングサービスSNSです。
facebookやtwitterとの違いは写真に特化したSNSというところです。
個人個人が自分のボードをカテゴリごとに分けていくつも持つことができてそこに写真をピンしていき
そのボードを他のユーザーがフォローするというものです。
twitterやfacebookが男性ユーザーが多いのとは対照的に女性ユーザーが多いのも特徴で
80%が女性ユーザーという話もあります。
2012年7月現在日本語版は存在しませんが現在ピンタレストは世界展開を目指しているので
現在日本語版も開発中だと思われます。
そもそも楽天と業務提携したのは日本展開の布石だと予想されますし。
ピンタレストのインターフェイスを見ているとシンプル&スタイリッシュで写真が良く見えるようになっています。
女性ユーザーを意識しているのが良くわかります。
また、ピンされている写真を見ていると女性ユーザーたちの欲しいものリストであることがよく見えてきます。
現在はgoogleを中心とする検索というものがネットショップにおいて商品を探すためのメインの手段となっています。
これがソーシャルメディアにとって代わると言われて久しいですがまだその兆しが見えません。
twitterもfacebookもmixiも。
それらがネットショップの集客手段としてメインになってきているという話はまず聞きません。
その理由の主なものがtwitter、facebookは男性ユーザーが多く仕事に使っているというところです。
ネットショップで最も買い物をする層は20代〜40代の女性と言われています。
まずこの時点でズレてしまっています。
またさらにtwitter、facebookの友達とのつながりは同級生だったり仕事だったりです。
要するにtwitter、facebookでつながっている人とは趣味が違うのです。
例えばある30代女性がこのネックレスかわいいね、とつぶやいても
同僚の男性だったり同級生の男性だったりは
知らんわ。となるわけです。
それがピンタレストの出現によって大きく変わる可能性があります。
まずピンタレストは写真の共有なので趣味が似た人がつながるという点です。
とある30代女性がこのネックレスかわいいね、とつぶやいたら
フォローしている女性がいいね、いいねとなり広がります。
また、もう1点大きな特徴としては視覚的であるということです。
今まで検索の時代においてはキーワードで探しやすいものは簡単に見つかりました。
例えばパソコン。こんなものは型番を入れれば一発です。
他にはヴィトンのバックとか。これも「ヴィトン バック」で検索すればどこが安いか比較して買えます。
一方ノーブランドのアクセサリだったり洋服だったりは検索ではまず見つけられません。
「ネックレス ペンダントトップ 小さい」とかで調べてでてくるわけがありません。
そういった商品が視覚的に見つけることができるようになるので今まで探すことができなかった
本当に自分が欲しいものを見つけることができるようになります。
これはネットショップにおいてはとても大きな変化になります。
マーケティング手法を180度改めなくてはなりません。
検索の勝負から視覚の勝負になる可能性があります。
今まで売れていたものが売れなくなり今まで売れていなかったものが売れだす可能性があります。
ピンタレスト。まだ日本ではあまり認知されていませんがされだすのも時間の問題だと思います。
ネットショップオーナーは注意深く見守る必要があります。
Know-how
Ranking
Download