メーカー・卸業者のネットショップ成功パターン
メーカーや卸業者がネットショップに出店しだした理由
近年メーカーや卸業者がネットショップに出店する機会が増えてきました。
その背景には小売店の業績不振による売上の打撃と、路面店を自社で抱えるのに比べてネットショップ出店のリスクが低いことがあげられます。
ネットショップは別ですがそれ以外の既存の小売店に関して売上は顕著に落ちてきています。
給料の落ち込みによる消費の低下、デフレ化といったところが原因の一つでもう一つの原因はアマゾン、楽天などのネットショップに市場を奪われているという点があげられます。
今後もこの現象は続いていくとみて間違いありません。
また、今まで路面店を出すためには数千万円単位の資金が必要となり運営に関しても複数人の人件費などが必要でした。
これがネットショップとなると必要な資金が大幅に削減され出店に伴うリスクが少なくなりました。
また、路面店の場合より多くの売上を獲得するためには全国に店舗を展開する必要がありましたがネットショップの場合はいくつかのショッピングモールと自社サイトといったように出店する店舗数も少なくてすみます。これも大幅に自社出店のリスクが軽減されているといって良いでしょう。
こういった理由からメーカーや卸業者がネットショップを出店しつつあります。
メーカーにとってのネットショップ成功パターン
ではメーカーにとってのネットショップの成功パターンを考えてみようと思います。
まず成功パターンを考える前に自分たちはメーカーであり小売店に比べて販売に関するノウハウが劣っていることは認識しておく必要があります。
ただし小売店もネットのノウハウに関しては0からのスタートとなるのでその点はイーブンです。それも認識しておいた方が良いでしょう。
さて、楽天と自社サイトによって成功パターンが異なるので2種類書いておきます。
楽天の場合の成功パターン
楽天は商品単位での集客となります。ある程度ヒット商品がないと集客が難しくなります。そういう意味では自社にヒット商品がない場合は他社のヒット商品を仕入れる覚悟が必要となります。
自社にヒット商品がある場合は卸先と条件を合わせる必要があります。販売価格や送料の取り決めや楽天ポイントだったり。
自社サイトの場合はそうでもないのですが楽天の場合商品比較が簡単にできるのでこの条件を合わせない場合条件の良いショップが売れていってしまいます。
条件を合わせることは小売店にとっても値崩れを防げるため良いことなのです。
そしてそれらのヒット商品に対して楽天内広告を売ったり楽天内のSEO対策をしたりしてアクセス数を集め売上を上げていくというのが王道の成功パターンとなります。
自社サイトの場合の成功パターン
自社サイトの場合は集客手段がページ単位となります。特別なヒット商品がなくても集客をすることができ、メーカー向きの出店場所と言えるでしょう。
トップページやカテゴリページにおいて商品群でページを打ち出し作り込んで専門店的な見せ方をすることによって集客を行うことができます。
1つの切り口でページ作成から集客までの流れが完成したら後は別の切り口でどんどんページを量産していけば良いです。
メーカーは最も商品に近い立場にいるので開発者のお勧めなど様々な切り口が存在するはずです。
これが自社サイトでの王道の成功パターンとなります。
これからはメーカーがどんどんネットショップを立ち上げる時代です。
その中でどう生き残っていくかが重要となります。
ネットショップスタジオではメーカーに特化したネットショップコンサルティングを行っていますのでご興味のある方はお気軽にお問合せください。
Know-how
Ranking
Download