楽天サンキュークーポンの活用方法
Date:2014.11.16
2014年10月29日に楽天市場の新しいRaCouponサービスが開始されました。その名も「サンキュークーポン」。楽天市場で買い物した際、購入完了画面に表示されるクーポンのことです。
突然ですが、皆さんは宅配ピザを頼んだ経験がありますか?
宅配ピザを頼むと、配達時に次回購入の際に利用できる割引クーポンがもらえますよね?「サンキュークーポン」は、そんな宅配ピザクーポンのようなものです。
購入者に対してリピートを促す際に非常に効果的な新らしいタイプのRaCouponです。
サンキュークーポンの特徴
これまでのRaCouponは、RMSからクーポンを発行した際に生成される専用のURLをメールマガジン、商品ページ等で顧客に告知する必要がありました。さらに、そのURLをクリックしてもらうことで、初めてクーポンが獲得できるという多少手間が掛かる仕組みでした。一方、サンキュークーポンは商品購入手続が完了した(購入完了画面が表示された)時点で、購入者が自動的にクーポンを獲得することができます。従来のようにクーポン発行後の告知の手間が大幅に省け、且つ、購入直後に自動付与されるので、購入者に対して確実にクーポンを獲得してもらえる点で非常に画期的な仕組みと言えます。
目的にあわせて細かく設定が可能
サンキュークーポンを発行する際、まず配布対象を選択しする必要があります。初めて購入した顧客をリピーターとして育てたい場合は「初回購入者限クーポン」を、二回目以降の購入経験者も配布対象に含めたい場合は全ユーザ-を対象にクーポンを発行します。
初回購入者限の場合
はじめて店舗を利用する顧客、および直近2年間に購入がなかった顧客が対象となります。新規顧客のリピート化のみならず、休眠顧客の掘り起こしにも効果的です。
全ユーザーが対象の場合
すでに定着しているリピーター客を、更に優良顧客として育成したい場合は全てのユーザーを対象にクーポンを発行することをオススメします。
なお、同時に上記二種類のクーポンを発行することも可能です。その場合は、初回ユーザーには初回購入クーポンが、リピーター顧客に対しては「全ユーザー」クーポンが優先的に配布されます。
また、店舗の利益幅と予算に応じてクーポンの内容を自由に設定できます。定額割引(一律300円引き)、購入金額に対する割引率(購入金額の10% OFF)、購入金がいくら以上でクーポン利用可能など、非常に細かく設定が可能です。
ただし、サンキュークーポンはこれまでのRaCoupoonと異なり、全商品が割引の対象となってしまいます。特定の商品に絞ることはできないので注意が必要です。さらに、クーポン発行までには登録日から2日後以降、有効になるまでには最短で10日以上掛かりますので、販売スケジュールに合わせて早めに登録するようにしましょう!
便利な機能
リピーター育成のためには非常に便利な機能だというイメージは沸いてきたと思います。しかし、初めてクーポンを発行する際には、具体的にどれぐらいの割り引き率にしたらしたら良いかは悩むところです。そこで活用したい機能が「効果見積もり機能」です。
この機能は店舗の利益率、割引条件を入力するだけで、クーポンを発行した場合の売上げ推計の見積もりと、オススメのプラン(クーポンの条件)を何種類か提案してくれます。ただし、この機能はクーポンの配布対象が初回購入ユーザーの場合のみ利用できる機能となります。
また、クーポン発行後は実際にクーポンを使って購入した顧客の流通額、注文件数などがデイリーで分析できますので、費用対効果を的確に分析することもできます。
※どんな活用方法がある?
では、このサンキュークーポンをどのような目的で活用すれば良いのでしょうか?いくつかのパターンをご紹介します。
高額商品を購入したお客様に、関連商品の購入に繋げる。
例)釣り竿を購入したお客様に、リール、釣り糸、釣り針、えさなどを提案する。
低単価の消耗品購入者にライフサイクルの長い高単価商品を勧める。
例)ゴルフボールを購入したお客様に、ゴルフクラブ、ゴルフシューズ、ゴルフウェアーなどを提案する。
同じ商品の「2個目の購入」を促す。
例)空気清浄機を購入した顧客に、別の部屋用に同じ商品を提案する。
自分が買って満足した商品の贈答用重要を促す。
例)自分用に注文して美味しかったスイーツを贈答用商品として提案する。
また、クーポンの有効期限を短めに設定して、早めのリピートを促したり、購入後、店舗への印象が強いうちに二回目の購入を刺激して、早い段階での固定客化を目指すのもスマートな戦略と言えます。
リピーター育成のための大本命
楽天市場全体で、30%は同じお店で購入しているリピート買い、残りの70%は同じ店には帰ってこない1回限りのお客様です。売上アップの法則は、「新規顧客獲得+リピーター育成」を両立しなければなりません。もちろん、新規客を継続してある程度の人数を確保していけるのであれば、それだけでも売上げを伸ばしていける可能性はありますが、新規顧客獲得には広告費をはじめ、非常に高いコストが掛かります。一方、サンキュークーポンだと、安いコストでリピーターに繋げられる可能性が高くなり、その分の売上げが上乗せが期待できます。
さらに、嬉しいことにサンキュークーポンを発行するための手数料、別途料金は一切かかりませんので、試してみる価値は大いにあるのではないでしょうか。
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