ランディングページ制作ハウツー
チラシ機能から購入までを盛り込んだランディングページ
ランディングページというのはインターネット通販が盛り上がってきた頃から盛んに聞かれるようになった、特有の言葉です。
“Landing”とは着陸、上陸と言った事を意味します。ランディングページ(Landing Page)とはまさにユーザーが最初に見るWebページになります。このランディングページをユーザーのニーズに合わせたものにしていく事、つまりLPO(Landing Page Optimization)を行う事で購入率を高めていくのです。
ランディングページは基本的には一枚もののWebページです。普通のWebサイトはユーザーが必要な情報にリンクを辿ってアクセスしやすいものが評価されます。IA(インフォメーションアーキテクト)、すなわち情報設計です。けれどもLPOは真逆の考えです。ランディングページは広告とセットで作られます。広告を見る、興味を持つ、そのページにダイレクトでアクセスする、購買意欲がさらに高められて購入するというのが、基本的な流れです。購入意欲を別の方に向けてもらっては困るのです。またチラシなどの紙媒体の場合は興味をひく、せいぜいそこから意欲を高めるまでというのが役割でしたが、Webのランディングページの場合は購入にまで進んでもらわないといけませんので、さらに高い内容が要求されます。
ランディングページの基本パターン
ランディングページは通常のWebサイトのページより縦にかなり長めです。最近はあまり言われなくなりましたが、大体ファーストビューから1~1.5スクロール程度がWebページの長さの目安と言われます。ランディングページの場合はこれを遥かに超えます。
ランディングページはその1枚の中にストーリーを持ちます。まずメイン画像で確実に興味を持った人を捉えます。ここが貧弱だと、ユーザーは価値を感じず離脱してしまいます。口コミなどにより既にその商品を購入しようとする訪問者もいますので、購入ボタンを上部にも設置します。そしてすぐに購入の有無が決められない人に対しての説明が開始されます。
その商品がどういった価値があるのかに始まり、その理由を具体的に書いていきます。そして“お客様の声”です。興味、説得、納得ですね。またEC系では割と少ないですが、無料会員登録を目的にするサービスはシンプルな作りのページにしている場合も多くあります。まずはユーザーを囲い込んで、そこからアプローチをしていくのですね。
楽天は例外。でも、効果は高い極長ページ
さてランディングページを作成する場合にほぼ毎回出てくるのが、「もっと縦に長くして欲しい」という要望です。理由を聞くと「だって楽天は長いページで売れるじゃないか」という答えです。いくら縦長のランディングページとはいえ、楽天の場合はかなり極端です。けれども売れているのは確かです。その理由の一つは、ほとんどのショップがあの作りだからです。楽天を使うユーザーはあの形式に慣れているので、無意識に楽天のショップと認識し、同じ形で比較検討するのですね。
LPOは(こうだから売れる)というものではありません。広告の種類や露出する場所にも合わせて、最適化しましょう。
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