Amazon必勝法(非型番商品編)
Date:2015.11.15
前回のAmazon必勝法では型番商品の売り方を見てきました。今回は自社商品やオリジナル商品など、非型番商品の売り方について見ていきましょう。
型番商品と非型番商品の違い
商品名やブランド名から検索してもらえる型番商品と比較して、非型番商品は、ユーザーから簡単に見つけてもらえないという欠点があります。まず「お客様にどうやって見つけてもらうか?」が売上げアップのためのカギとなります。オリジナル商品に固有名詞(商標や商品名)が付けられていたとしても、その固有名詞で検索してくる人はなかなかいません。テレビCMや新聞広告などを利用して、すでに商品のブランディングが出来ている場合は話が別ですが、そういった商品も多くはないでしょう。殆どの商品の場合、ユーザーに見つけてもらうことができず、埋もれてしまいがちになってしまいます。
検索からの誘導を最大限に活かす
商品名(商品の固有名詞)で検索する人は多くなくとも、その商品の大カテゴリ名で検索する人は少なくありません。例えば、日用品であれば、お米、水、コーヒー、紅茶、など、 大カテゴリ名(ビッグキーワード)で検索する人を誘導するためには、検索結果で上位に表示されたり、目立つ場所に表示される必要があります。そこで、ぜひ、導入を検討して頂きたいサービスが「Amazonスポンサープロダクト」です。このサービスはAmazon.co.jp内で表示されるリスティング広告で、購入意欲が高い顧客を自社商品の販売ページへ誘導する上で非常に有利な広告です。
参照)アマゾンの新しい広告を利用して先行者利益を目指せ!
顧客の安心感を最大限に!Amazon FBAの導入
顧客の安心感を最大限に高める有効な手段として、Amazon FBAの導入があります。Amazon FBAとはAmazonの倉庫へ商品を預け、そこから商品を発送するサービスで、注文から発送までの時間を大幅に短縮することができます。また、商品ページに「この商品はAmazon.co.jpが発送します」と表示されるので、購入を検討している顧客に大きな安心感を与えることが可能です。
また、Amazon FBAに商品を預けることにより、検索結果の上位表示に有利になるというメリットがあります。さらに、定期的に開催されるAmazonプライム会員向けのセールの際に、特集ページから誘導してもらえるチャンスもでてきます。
参照)EC物流のスタンダード!?アマゾンFBA(前半)
ポテンシャルが高いと認められた商品の特権
ある程度の販売実績を積むことができ、Amazonにポテンシャルが高い商品として認められると、GoogleやYahooのリスティング広告に掲載してもらえるようになります。さらに、広告費はAmazon負担となりますので、非常に有り難いです。もちろん、広告の誘導先(リンク先)はAmazonになりますが、外部からの新規顧客獲得に一役買ってくれることは間違いありません。
より詳しい商品ページの制作
Amazonの商品ページは、商品のサムネイル画像とテキストの商品説明文だけの非常にシンプルなものしか作ることが出来ませんでした。ところが、最近になって「商品紹介コンテンツ」という機能が新たにリリースされ、この機能を活用すると、商品説明内の文字の修飾や画像の挿入が可能となり、より表現力が高い商品ページを作ることができ、商品の特徴や良さをより具体的に消費者に伝えることができます。
まとめ
メルマガ配信の仕組みがなく、また、広告の種類もごく限られているため、現状では検索からの誘導に頼るしかなく、楽天やYahooショッピングに比べると非型番商品の販売が難しいAmazonですが、以前に比べると販売手法が徐々に確立されつつあります。今後、更に非型番商品が売りやすいマーケットに成長する可能性も大いに考えられますので、市場調査も兼ねて、早い段階でのアマゾンでの販売に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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