楽天市場における商品のブランディング方法
メーカー型番商品と非型番商品では、販売手法は全く異なります。楽天市場をはじめとする大手ショッピングモールにおいて、型番商品の場合はブランド名、商品名をピンポイントでユーザーが検索して購入を検討してくれます。ところが、オリジナル商品の場合はそう簡単にはユーザーの目に触れることはありません。もし仮にユーザーの目に入ったとしても、購入に至るまでには非常に厳しい目で精査されます。製造メーカーのブランド力がある商品とない商品では消費者の購入を決定する上でのハードルの高さが全く違うのです。
では、有名メーカー型番商品以外の「非型番商品」を楽天市場で販売するためにはどうしたらよいでしょうか?
それは、ズバリ販売者自らが商品のブランディングを手掛ける事です。今回は、そんな非型番商品のブランディング方法について考えてみましょう。
まずは販売条件の見極めから
まず最初に販売している商品は果たしてユーザーから支持される商品なのか?価格なのか?容量なのか?ページ内の商品説明は十分か?を見極める必要があります。これらのバランスが悪く、消費者の目に触れることによって反応が取れる環境が整っていなければ、いくら広告を打っても無意味に終わってしまいます。せっかくの取り組みが水の泡にならないよう、事例を元にして仮説を立ててみましょう。
仮説を立てる上で最も参考になるコンテンツは、楽天市場のランキング市場と競合他店のメルマガです。これらのコンテンツを日々欠かさず確認することで、楽天市場内で売れている商品の相場観が分かってきます。ブランディングを行いたいと思う商品の販売価格は果たして適正なのだろうか?もし、高い場合はどのように他店との差別化をどのように表現すればユーザーを説得することができるか?他店よりも安くすることで売上げが伸びる可能性は本当にあるのだろうか?
まずは売れている店舗の現状を把握しながら今の状態でも消費者に支持されるかどうか?改善すべきポイントは何か?をじっくり考えてみましょう。
広告に掲載してみる
売れそうな環境が整ったら、次は多くの人目に付くために広告を使って商品を露出してみましょう。Web広告、メルマガ広告、サーチワード広告など様々な種類がありますが、広告掲載を行う上で大切な事は「同じ場所に継続して広告を掲載すること」です。広告は掲載するタイミングによっても反応が異なるため、一回の掲載できではその成果を判断できないことが多々あります。最低でも2週間~1ヶ月は同じ場所に掲載し続けて反応をみてみましょう。長期間同じ場所に広告を掲載することで適切な効果測定が可能となり、更にその広告を見た人に与えるインパクトは次第に強くなっていきます。(テレビ同じ商品のCMが流れることで、消費者に対するインパクトが強くなるのと同じ原理です)
反応毎の対策
反応があった場合
広告を掲載することによって「反応が得られた」という場合は、継続して広告を掲載してみましょう。転換率とアクセス数、売り上げ金額の推移を記録しながらそれらの数値を上げるために広告の内容やタイトルに工夫を凝らしましょう。
反応が弱かった場合
多少は反応があったが、期待したほどではない場合、掲載のタイミングが悪かった可能性があります。給料の支給タイミングや、楽天市場が企画するセールのタイミングに合わせて、もう一度広告の掲載を試みてみましょう。
全く反応が無かった場合
反応が全く取れなかった場合は、販売商品自体に問題がある可能性があります。その場合は広告掲載をいったん停止し、原因究明を最優先しましょう!(価格、内容量、商品ページコンテンツなどの見直し)
ポイントは消費者から支持される塩梅を見極めること
商品のブランディングを行う場合、重要なポイントは「どんな条件であれば消費者が購入してくれるか?」ということが理解出来ているか、いないかです。いくら売り手が販売したい条件をユーザーに突きつけても、納得してもらえる条件で無ければ購入してもらうことはできません。しかしながら、ある程度の利益も確保できなければ商品の販売を継続していく意味がありません。消費者のニーズに応えられ、かつ、利益を確保できる「程よい塩梅」を見つけることが商品ブランディングの上で大切だと言えます。
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