長期休暇中の販売方法
Date:2015.08.16
「大型連休中は売れ行きが鈍る!」という店舗様も多いことでしょう。帰省や旅行などの影響で沢山の人が移動するタイミングでは、ネット通販で売上げを作ることは、確かに不利ではあります。ネット通販の売れ行きは、少なくとも「ユーザーのインターネットへのアクセス時間」に比例しており、アクセス時間が減ることで売れ行きが鈍ってしまうことも仕方ありません。
大型連休中は、いくらイベントやキャンペーンを仕掛けても売りにくいタイミングではありますが、売り手としては売上げの落ち込みを最小限に抑えるための施策を考えなければいけません。では、どのような施策を実施すれば良いのでしょうか?
ネットへのアクセス時間は短い!しかし。。。
外出中はネットにアクセスする時間が減ることも事実です。しかしながら、昨今、PCからよりも、スマホからインターネットへアクセスする人の方が増えてきています。長期休暇中はインターネットへのアクセス時間が短くなるとは言え、情報を入手するための「スマホ」という情報端末を肌身離さず持っている人も多いです。情報をすぐに見ることが出来るとうことは、情報がインプットされて、すぐに購入を決定できる商品(購入する予定が無くても、思わず買ってしまう商品)をピンポイントで提案すれば、購入してもらえる可能性も高まるという事になります。長期入荷中はメルマガなどを活用して、情報発信を強化しましょう。
低単価の消耗品を数多く売るのがベター
インパクトが強い商品であれば単価が高い商品でも問題はありませんが、出来ることであれば低単価で且つ、多くの人から支持される消耗品にスポットを当てることがお勧めです。長期休暇中は概して注文件数が減る傾向が強いので、極力、注文件数を多く獲得できる商品を優先的にプッシュしていきましょう。注文件数だけ獲得しておけば、その顧客が近々リピーターとして戻ってくれる可能性も高くなり、また、長期休暇明けの売上げが立てやすくなる可能性も広がります。
特定商品の一律値引きを実施する戦略もオススメ
注文件数と売上げの両方を可能な限り取り込みたい場合は、一律値引きの特別セールを開催しても良いでしょう。ただし、注意すべき点は、通常よりインパクトが強い企画内容で無ければ反応が取りにくいという事です。
ネット販売ではなく、リアルストアでの事例ですが、お盆休み中に面白い企画を行っているお店がありました。全国展開の有名カジュアルアパレルショップですが、お盆休み中だけ現行商品(秋冬物の新作)を全品40% OFFで販売していました。通常、この時期だと春夏物の余り物を高い割引率で放出するお店が多いのですが、これから需要が高まっていく秋冬物をスポット的に割り引いて販売する企画は非常にインパクトが強く、消費者の目を引きます。
また、仕入れ商品を中心に販売している店舗様にとっては、長期休暇中は売りたい値段で売れる絶好のチャンスでもあります。長期休暇中はメーカーも休みますので、安売りするとすぐに怒られる「値下げしにくい商品」もコッソリと値下げして売ることができます。これらの商品を目玉として企画を考えても面白いかもしれません。
今回、この記事をアップしたのはお盆休み中でしたが、大型連休中であれば通用する汎用性が高いルールですので、正月休み、ゴールデンウィーク、その他の長期休暇の際に意識して頂ければ少しでも売上げの落ち込みを抑えることが出来るでしょう。
なお、長期休暇中の販売方法につきましては、過去にも取り上げていますので、あわせてご参照くださいませ。
https://netshop-studio.com/know-how/detail272/
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