楽天市場でのメルマガ活用法(前半)

Date:2014.06.30
楽天市場に出店されている店舗様の中には、定期的にメールマガジン(メルマガ)を配信している店舗様、もしくは、これから配信したいと考えている店舗様も多いことでしょう。しかし、いざメルマガを配信しようとすると、「どんなネタを書いたら良いのか?」「どのような構成で組み上げたら良いのか?」「テキストメールとHTMLメールとどちらが良いのか?」「配信頻度はどれぐらいが適切なのか?」など、次々と小さな壁が立ちはだかります。
メルマガはその壁を乗り越えながらネタを組んで作り上げていく必要があるため、継続して配信することは、実は容易いことではないのです。しかし、メルマガを上手に活用できれば、売り上げアップに貢献する強力な販促ツールになる可能性は否定できません。
では、どのようにすれば継続してメルマガを配信することができ、また、上手に活用していけるのでしょうか?今回は「楽天市場でのメルマガ活用法」と題しまして、前半、後半の2回に分けて、そのコツをご紹介いたします。

メルマガを通じた信頼関係の先に「買ってもらえる」がある

「メルマガを配信する目的は何でですか?」と聞かれると、「売り上げアップのため」と答える人が殆どでしょう。もちろん、メルマガ配信の最大の目的は「売り上げアップ」で良いのですが、配信した後に確実に購買へ転換してもらうためには、日々の読者に対する気遣いと、その積み重ねが大切です。売り上げが欲しい時だけ適当にメルマガを配信するだけでは、お客様に気持ちは伝わりません。気持ちが伝わらなければ、開封すらしてもらえないこともあります。
この感覚は一般的な「人と人との付き合い」に相通じるものがあります。知人や友人とのメールの遣り取りでも、一方的に用事があったり、助けて欲しい時だけ連絡してくる人は「都合のいい人」のレッテルを貼られて、ネガティブな印象を持たれてしまいますよね?
メルマガを配信する上で、もっとも重要な事は「継続して配信し続けること」です。もちろん、配信し続けることで購読者の数が減る危険性もありますが、余程のこと(1度の配信だけで、リストの半分以上が購読を解除したetc...)がない限りは、それは気にしないでください。全体的に配信数が減ったとしても、ちゃんと開封してくれている人がいるのであれば、問題はありません。むしろ、配信を停止せずにメルマガを受信して開封してくれている人が増えれば増えるほど、メルマガの配信者リストはブラッシュアップされていき、将来的に売り上げに繋がっていく可能性も高くなっていきます。
最終的に商品を購入してもらえるか否かは、読者との良好な関係が重要です。読者が飽きないための工夫を凝らしながら、少しずつ確実に固定ファンを増やしていくよう心掛けましょう!

ネタは何を書いたらいいか?(読者を飽きさせないための工夫とは?)

「メルマガを定期的に配信する!」と決めたところで、どんなネタを書くかが明確に決まっていないと、すぐに配信が途絶えてしまいます。メルマガを活用している店舗は、どんなネタを書いているのでしょうか?
メルマガのネタは取扱商品によって様々ですが、「型番商品」と「オリジナル商品(製造直売商品)」とでは適したコンテンツの内容が多少、異なってきます。

型番商品販売の場合

品揃えが豊富で、かつ、知名度があるメーカーの商品を仕入れて販売している場合は、新聞の折り込みチラシような「商品中心」の構成がオススメです。新商品、価格に自信がある商品、他にはないレアな商品etc... 自信があり、かつ、売り上げに繋がる可能性が高い商品を中心にネタを組んでいけばOKです。それにポイント企画(店舗別ポイント変倍、イーグルス勝利でポイント●倍、会員ランク別ポイント企画etc…)を絡めて、お得感を演出するケースも多々あります。

オリジナル商品(製造直売商品)の場合

自社で製造&直売している商品を扱っている店舗様の場合、概して、型番商品を扱う店舗と比べて取扱商品点数が少ないという欠点があります。商品点数が多いと、商品だけにスポットを当ててネタを回していくことも可能ですが、取扱商品が少ない場合はすぐにネタが尽きてしまいます。その分、メルマガを作る上で工夫が必要になってきます。
商品をPRすることは、型番商品のみならず、オリジナル商品の場合でも重要なポイントですが、商品に関するコンテンツに以下のような内容を付け加えればメルマガのボリュームが増し、ネタも組みやすくなります。

売り手の状況が分かるような内容

「どんな人が販売しているのだろうか?」を明確にすることにより、安心して商品を購入してもらえるようにする。スタッフが日々、商品の製造や販売に取り組む姿勢なども、商品を購入する上では重要な決め手となります。

商品の細かい説明

生産者のこだわり、活用方法など。。。具体的な利用シーンをイメージしてもらうため。

購入者からの声

購入者からのレビューをピックアップし、それに対する対応をメルマガのネタとして公開。商品に関する感想、疑問、お褒めの言葉、お叱りの言葉に対する取り組みなどをコンテンツ化するなど。。。
型番商品、オリジナル商品のいずれを扱うにしても、読者にとって「役に立つ」もしくは「楽しい」のいずれかのコンテンツを常に織り交ぜる工夫をすれば、自ずと開封率も上がっていきます。「役に立つ」コンテンツで支持される内容は、やはり「欲しい商品が、お手頃価格で手に入る」という情報が定番です。「楽しい」コンテンツは、読者参加型のイベントが支持されやすいです。例えば、食品なら飲み方、食べ方、レシピ集をお客様から集めて紹介、普段の「あるあるネタ」を集めた川柳大会などは非常に盛り上がります。
また、メルマガの末尾に著作権フリーの小説や星占いを掲載している店舗様も存在します。テレビやラジオのコーナーなどでありがちなコンテンツではありますが、エンターテイメント性が高まり、それを楽しみにする読者が増えると固定ファンが付きやすくなります。野球、サッカーなどの試合結果などを掲載して開封率を上げた店舗様もいました。
著作権を侵害したり、読者が不快に感じるネタはタブーですが、常識に基づいた範囲であれば様々なバリエーション豊かなコンテンツをメルマガのネタとして活用すことは効果的な手法です。読者が思わず開封してしまうような中毒性があるキラー・コンテンツがあると、開封率が高まることは間違いありません。
次号へ続く。。。

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