売り上げを取るか?利益を取るか?
よく「売り上げを取るか?利益を取るか」という質問をする人がいます。売上成長と利益確保は、時として相反する事かもしれません。
しかし、競争があるEC業界において生き残っていく為の答えは一つしかありません。それは、「売上の成長と利益の両方を確保する」という事です。「売上は落ちたけど、利益率は上がった!」という話もよく聞きます。もちろん、売上が半分に下がっても、利益(率ではなく額)が倍になったのであれば成功と言えるかもしれませんが、僅か数パーセント利益率が改善したとしても、売上落ち込みに対する言い訳に過ぎないのです。
売上を伸ばす上でのメリットとデメリット
皆さんは売上を伸ばす意味をどう捉えていますでしょうか?筆者は「売上を伸ばす=店舗の成長」と考えています。売上を伸ばすことによって得られるメリットは、「仕入れ条件が良くなる」「商品を集めることが楽になる(向こうから商品を提案して貰える)」「会社の社会的地位が向上する」など多々あります。一方、売上を伸ばすことで「固定費や販管費が膨らむ」「仕入れ増加により売れ残りのリスクが大きくなる」「売上を確保するための運転資金が増加する」などのデメリットもあります。
メリットとデメリットをしっかりと踏まえた上で売上アップ戦略を考えていきましょう。
利益を確保する意味
新しい仕入れを生む、人件費などその他、固定費を支払う。。。利益を生まなければ店舗運営を続けることはできません。更に利益を確保することの次のステップは、「これまでは出来なかったことが出来るようになるための投資」です。システムや人材確保、新しい事務所の確保などがそれに当てはまります。
まずは店舗運営を遣り繰り出来るようにすることが最優先ですが、店舗運営の更なる効率化を目指すためのに利益を投資する事も常に考えていきましょう。
売上はそのお店の器。伸びないと意味がない
私はネット販売を営む上で現状維持という選択肢はないと考えています。「売上は伸びるか?」「下がるか?」のどちらかしかありません。ネット販売において現状維持を目指していれば、いずれ売上は必ず下がっていきます。
何らかの理由でマーケットがガチガチに守られている場合を除き、通常、ネット販売には競争が存在します。そして競合店の出方によって売上は影響を受けます。更に世の中の流行り廃りの煽りを受けることも多々あります。そんな「自分ではコントロールできない事柄」を総称してトレンドと呼びます。
その時々のトレンドを読みながら、そして合わしながら売上を伸ばし続けられる方法を必至に探していきましょう。
「売上は伸びなければ意味がない」
少し厳しい言葉かもしれませんが、そこのとを肝に銘じておきましょう。
売上アップと利益確保が両立できる方法を常に考える
利益が確保できても競争に負けてしまえば駄目だし、売上が伸びても利益が確保できなければ店舗運営は継続はできません。当たり前の事ですが、ネット販売を営んでいる店舗さんの中には、売上か利益のどちらかに偏っている人が多いのが事実です。
多少利益率が低かったとしても、売上の成長と利益確保が両立できれば。。。そして、将来のビジョンが明確であれば道は開けていきます。
売上アップと利益確保は相反するもとではなく、共存できる店舗運営を目指していきましょう!
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