ネットショップに重要な、”USP”とは? 後半
アピールするとなると、急に控えめになる不思議
ECサイトを開設しインターネットで物を売る、という場合は小さな企業であればかなり上の立場の人も絡んできます。また新しい事業の場合は、それまで他の業務を行っていた人が責任者となる事も多いので、当然ながら自分の会社の魅力を良く知っています。ですからそれをきちんと言葉で外注先に伝えてくれます。ところがそれをECサイトでアピールしましょう、となると急に「いや、他社に負けてるから」「ウチは小さいから」などと急に弱気になるのです。これは気持ち的にはわかるのですが、ネットショップが魅力を伝えなければ、物を売ることなどできません。これは前回書いた通りですが、ではどうすれば良いのか?まずは己を知り、競合を知る事です。
小さい会社、知名度の無い会社はどこで勝てば良いのかを探る
まずは実際にECサイトを企画、運営に携わる人間が、会社の魅力を十分に理解する必要があります。そしてそこには必ず競合の存在があります。小さな会社の場合は売上規模、知名度の面では絶対に勝てないという場所にいる事がわかるでしょう。そんな時にキーワード広告をうちましょう、などと同じような事をやっても、良い結果はまず見込めません。相手がン百万、ン千万円かける事ができるのに、こちらはそれとは桁が違う額では、どんなに工夫してみても焼け石に水程度の効果しか上がらないのです。ソーシャルメディアは資金力が無くても工夫次第でいろいろいできますが、それをビジネスの成果に結びつける事はいっそう難しいと言えます。
身近な例で考えてみる
自分たちの立ち位置は明白でも、部分的には勝る点を見つける事です。これがまさにUSPなのですが、ここではネットショップとは違う例で考えてみましょう。例えば町のお肉屋さんがあります。すぐそばには大型スーパー。普通に考えれば、町のお肉屋さんは圧倒的に不利です。そしてお客さんもスーパーで全部を買えば良いのですから、町のお肉屋さんに行く必要はありません。ところが町のお肉屋さんは営業を続けていますし、お客さんもそこそこいます。何故か? 大型スーパーよりも肉の味が明らかに良いからです。町のお肉屋さんは多くの場合それを大々的にアピールする事はありませんから、わかる人がそう流れていくという事です。インターネット上ではこれをうまく伝えていかないと、ユーザーに気づかれる事はありません。この点をどう伝えるかがUSPをベースにしたコンテンツ制作、Webマーケティングへとつながっていきます。
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