SNS時代の新しい情報配信サービスR-SNS

Date:2018.04.16

楽天市場に出店している店舗さんならユーザーへの情報配信方法としてメルマガを活用している方も多いでしょう。しかし、SNSが普及してきた昨今、これまでの情報伝達方法の主役だったメールの陰が薄くなりつつあります。このまま行くとメルマガを配信しても情報すら伝わらない時代が来るかもしれません。

 

スマホが広く普及して以降、メールアドレスを持っていなくても何の不自由もなく情報の遣り取りができるようになってきています。煩わしい迷惑メールに惑わされる事も無く、先方からのメッセージがあればプッシュで確実に情報を伝えてくれるSNS。老若男女とわず非常に多くの人が活用しています。

 

そんな時代の流れに対応すべく、楽天市場に出店している店舗さんとユーザーのコミュニケーションツールとして外部SNSとの連携が強化されました。その新しいサービスがR-SNSです。

 

 

 

これまでの外部SNSとの連携

楽天市場ではこれまでにもmixiやFacebookなどの外部SNSとの連携機能がありました。しかしながら、これらの外部SNSとの連携はメルマガ配信とは少し違った位置づけで、原則としてフォローワーを募り、そのフォローワーに対してタイムライン上で情報を告知する方法が主流でした。タイムライン上で更新された情報はフォローワーに対してプッシュで「更新された事」を伝えるだけで、ユーザーがその情報を閲覧するためにはSNSにログインしてタイムラインを見に行く必要がありました。仕組み上、一発で情報を伝えることができず、どうしてもSNSに一度ログインしなければいけないという手間が必要なのです。

 

 

 

R-SNSで広がるSNSとの連携

このたび楽天市場の外部SNS連携機能としてInstagramとLINEが新たに追加されました。いずれも若いユーザーが多く、mixiやFacebookと比較して若年層の顧客獲得が期待できます。Instagramは画像を中心としたコンテンツ配信向けに、LINEはメッセンジャーツールとしてメルマガの代わりとして活用できそうです。

 

 

 

目玉はLINE@との連携

今回のSNSとの連携強化の目玉は、やはりLINEとの連携でしょう。LINEの利用者数は日本の人口の約56%を占めます。さらにLINEユーザーの中で購買力があるユーザーは実に70%以上という、とてつもないポテンシャルを持つSNSです。楽天市場に出店している店舗さんは「LINE@」というビジネスや情報発信に活用できる会社・事業者向けのLINEアカウントを取得することで、楽天市場の顧客に対してLINE経由で情報を配信することが可能になります。LINE@アカウントをユーザーにフォローしてもらう(お友達になる)ことにより、そのフォローワーのアカウントに対してテキスト、画像、ビデオメッセージ、アンケートなどが送信できるようになります。また、Facebookのようにタイムライン(ホーム)に投稿した内容は、友達登録しているユーザーに告知することもできます。最近ではリアル店舗とLINE@との連携が活発で、リアル店舗の情報配信ツールとしてもLINEが活用されるようになってきています。

 

 

 

基本料金月額3,000円から始められる

楽天市場に出店している店舗さんであれば、基本料金月額3,000円でFacebook、Instagram、LINE@フリープランが利用できます。LINE@に関しては配信する回数や利用する機能によって別途料金が必要となってきます。

 

参照)

LINE@フリープラン:無料(R-SNS利用料金3,000円を除く)

ターゲットリーチ数×吹き出し数:1,000通まで

タイムライン投稿:4回/月

 

LINE@ベーシックプラン:月額5,000円(R-SNS利用料金3,000円を除く)

ターゲットリーチ数:5,000人以内は無制限で配信可能

タイムライン投稿:無制限

 

 

LINE@プロプラン:月額20,000円(R-SNS利用料金3,000円を除く)

ターゲットリーチ数:100,000人以内は無制限で配信可能

タイムライン投稿:無制限

 

 

 

時代にマッチしたコミュニケーションツールをいち早く導入する

ネット販売を取り巻く環境は刻一刻と変化しています。これまでは圧倒的にPCからの注文の方が多かったにも関わらず、ここ数年でスマホからの注文の方が多くなりました。またコミュニケーションツールもメールからSNSへ、ほんの数年でシフトしつつあります。時代の流れにあった媒体をいち早く導入し、ユーザーへ的確に情報が伝わるよう挑戦してください。

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