打倒、楽天市場!?急ピッチで進むアマゾンのインフラ整備(後半)

Date:2015.03.14
現在、大口出品形態店舗(法人出店)に対するアマゾンの機能充実が急ピッチで進んでいます。前回、いくつかの新しい機能をご紹介いたしましたが、今回は前回ご紹介することができなかった別の機能についてご紹介していきます。
 
 
 
※アマゾンポイントサービス
楽天市場やYahooショッピングでは、かなり古くから導入されているポイントサービスですが、2015年よりアマゾンでもようやく利用することができるようになりました。実は、以前より「アマゾンポイント」自体は存在していたのですが、原則として店舗側から顧客へ付与することはできず、あくまでもアマゾン側からアフィリエイターに対する報酬や、キャンセル時の顧客に対する商品代金返金の際にしか利用されていませんでした。それが、アマゾンへ出店している店舗ごとに設定、ユーザーへ付与することが可能となりました。
 
アマゾンポイントは1ポイント1円相当で、ユーザーがアマゾンで買い物する際にすべての店舗(商品)で利用できます。出店店舗はアマゾン管理画面「セラーセントラル」から商品ごとにポイントの設定が可能です。在庫管理メニュー==>商品の「詳細編集」==>「出品情報」の画面に「ポイント」という項目がありますので、そこに還元するポイントの率(パーセンテージ)を入力して保存すると、約15分〜30分ほどで商品ページに反映され、商品ページに付与ポイント(金額)と還元率(%)が表示されるようになります。
 
なお、現在はまだベータ版ですが、セラーセントラル「在庫管理」の画面で、メニュー左上にある「新しい在庫管理ページ」の「今すぐ試す」ボタンをクリックすると登録商品一覧より簡単にポイントの設定ができるようになり、一々、各商品ページの詳細設定画面へ移動する手間が省け、非常に便利です。
 
また、セール開催時など、出品済み商品データ(CSVデータ)を使って一括でポイントを設定することも可能です。ただし、この機能を活用した場合は、還元するポイントの率(%)ではなく、ポイント数(還元するポイント金額)でしか設定できないので、注意が必要です。
 
なお、消費者が商品購入の際に取得したポイントは売上金額より自動的にアマゾンより差し引かれます。別途、入金手続き等を行う必要がないので、運用が非常にシンプルであるという利点があります。
 
■備考■アマゾンでは、商品代金(売上げ)は一端、すべてアマゾンへと入金されます。そこから手数料を差し引いた金額が定期的に店舗側へと入金される仕組みです。消費者に還元したポイントも、売上げから自動的に差し引かれます。
 
参照)アマゾンポイントの概要
http://seller-guide.s3.amazonaws.com/jp/points/starter/points_201502_starter.pdf
 
 
 
 
※アマゾンスポンサープロダクト
アマゾン内(amazon.co.jp内)での初の店舗向け広告プログラムです。ユーザーがアマゾン内で検索した際、予め設定したキーワードで検索したら広告を表示させる仕組みで、検索エンジンのリスティング広告、楽天市場で例えるとサーチワード広告のようなサービスです。アマゾンスポンサープロダクトにつきましては、過去に特集を組んでますので、詳細につきましては下記URLをご参照ください。
 
 
 
 
 
※アマゾン出品サービス掲示板
アマゾンへ出品する店舗に対して、いろいろな角度からアマゾンが集計したお役立ちデータが公開される掲示板です。
主な機能は、、
 
・出品推奨レポート
各カテゴリーでの売れ行き、注目度、品薄などの状況から、アマゾン内で消費者のニーズが高まることが予想される商品の一覧です。仕入れ商材のセレクションや適正な仕入れロットを検討する際に参考になるデータです。毎週第一営業日に更新されます。
 
 
・各種ランキングデータ
商品カテゴリごとに売上高、売上数、閲覧数TOP1,000アイテムが確認できるデータです。実際の販売個数は公開されませんが、商品名、JANコード、その商品を出品している店舗数、最安値を確認することができます。価格の見直しや広告(アマゾンスポンサープロダクトetc…)など、販売を強化する商品の選抜などに役立つデータです。毎週第一営業日に更新されます。
 
 
・その他サポートニュース
アマゾンから新しくリリースされた機能などを紹介するコンテンツです。新機能の活用法やメリットなどをまとめた資料や動画などが閲覧できます。
 
 
アマゾン出品サービス掲示板は、アマゾン管理画面「セラーセントラル」トップページに設置されている「Amazon 出品サービス掲示板」リンクより参照できます。
 
 
 
※まとめ
楽天市場、Yahooショッピングに比べると、まだまだ機能的には遅れをとっているアマゾンですが、徐々にそのディスアドバンテージは改善されつつあります。大手ショッピングモールの中で最も多くの優良顧客を囲い込んでいるのと言われているアマゾンのポテンシャルは、かなり高いと言っても過言ではありません。そのポテンシャルを確実に売上げに繋げるためには、今回ご紹介したような機能を着実に導入し、利便性を向上しながら消費者の心を掴んでいく必要があります。いずれの機能も、リリースされて間もないものばかりなので、今のうちに導入することで他店との差別化を図ることができ、更に先行者利益を得られる可能性も十分にあります。すでにアマゾンへ出店している店舗様は、ぜひ一度、各機能の導入についてご検討ください。
 
なお、注意点としまして、今回ご紹介した機能を導入することによって注文内容レポート(注文データの中身)が変更となります。自社で受注管理ソフトや独自システムを組んで運営している場合は、事前に確認した上で導入頂きますようお願いいたします。