備えあれば憂いなし!楽天市場専用カード保険!

Date:2015.02.15

楽天市場へご出店されているほとんどの店舗様は、決済方法に「クレジットカード払い」を導入されているかと思います。楽天市場が発行する「楽天カード」は毎年新規ユーザーが大幅に増えており、その影響もあり楽天市場で買い物した顧客の多くがクレジットカードによる決済を選んでいるのが現状です。クレジットカード決済が、全体の支払い方法の過半数を超える店舗様も多いのではないでしょうか?

顧客にしてみれば、ポイントがたまったり、様々な支払い方法や回数を選べたり、今、現金が手元になくても買い物ができたりと、クレジットカード決済を選ぶことによって得られるメリットは数多くあります。
新規カード申し込みもネットですべて完結するものも増えてきたりと、以前に比べると気軽にクレジットカードが所有できるようになりました。今後も益々クレジットカードによる決済は増えていく可能性が高いと言えます。
ユーザーにとってはメリットばかりが目立つクレジットカード決済ですが、店舗にしてみるとカード決済が増えることによりリスクが伴います。それが第三者によるクレジットカードの不正利用です。その手口は年々、巧妙化しているそうで、万が一のトラブルに備えて店舗側は自衛することも考えていかなければいけません。

チャージバックによる損失

皆様は「チャージバック」という言葉をご存じでしょうか?チャージバックとは、第三者によるクレジットカードの不正利用が発覚した際に、カード所有者がカード会社に対して請求を拒否するすることをいいます。商品を発送したにも関わらずクレジットカードの請求ができず、店舗側が損害を被ることを「チャージバック損失」といいます。
カード所有者やカード会社が、誰もが認めるような落ち度があった場合、チャージバックによる損失を逃れることは可能性としてゼロではありませんが、その判断基準は非常に複雑で、カード会社に委ねるしかないのが現状です。

クレジットカード決済で注意することは?

クレジットカードの不正利用を防ぐために、日々の受注処理で以下のポイントに着目する昼用があります。
・注文者(もしくは送付先)とクレジットカードの名義人が異なる場合は注文を見合わせる
・高額商品が売れた時は、銀行振り込みなど別の決済方法に変更してもらう
・同一商品が標準値を超えた数量(普段ではあり得ない数量)で注文された場合は、事前にお客様に連絡を取って確認する
・海外発行のカードは原則利用不可とし、他の決済方法に変更してもらう
・楽天市場がサポートニュースなどで注意喚起している地域には送品を発送しない
etc…
上記、5つの項目に注意するだけで、詐欺に巻き込まれるリスクは最小限に抑えることができます。しかしながら、一見しただけでは見抜けない巧妙なトラップが仕掛けられている可能性もあります。最小限にリスクを抑えることができたとしても、100%防止することが難しいのがクレジットカードの不正利用です。

カード不正利用に特化した保険

チャージバックによる損失が発生した場合、その損害金額を補償してくれる保険があります。それが「チャージバック補償団体保険制度」です。
参照)
http://hoken.rakuten.co.jp/charge_back/?scid=wi_ich_140823_chg01
日本国内の楽天市場からの買い物で、第三者の不正利用が発覚し、チャージバックの対象となった場合、回収できなかった商品代金を補填してくれるサービスです。料金は月額5,000円からで、補償金額の上限や補償範囲によって保険料は異なってきます(補償金額の上限は100万円/月です)。また、カードの発行国が日本国外の場合でも保証してくれるコースが新設されたので、外国人からの注文が多い店舗様にとっては非常に心強いです。保険料は楽天市場が毎月のポイント返還額から差し引いて領収してくれるので、別途、毎月銀行振り込みで支払う必要がないので便利です。

楽天海外販売と楽天以外の注文は対象外なので要注意!

国内のみならず、コースによっては海外発行のカードまで保証範囲に含まれる非常に有り難い保険ですが、一つ注意が必要です。それは、楽天海外販売からの注文は対象外となることです。また、この保険はあくまでも楽天市場内で発生したカードの不正利用にのみ適応されるので、他のモールや自社サイトで発生したチャージバックも対象外となってしまいます。
楽天海外販売の保証については、別途、サービスがあるようなので、興味がある方は担当ECCにご確認ください。また、自社サイトや他モールに関しても保証のガイドラインや保険などを用意している場合もありますので、一度、問い合わせてみるといいかもしれません。

 

滅多にあることではないが、「備えあれば憂い無し!」

クレジットカードの不正利用については、注意さえしていれば滅多に起こることではありません。しかしながら、売上高が伸びていにつれ、トラブルに巻き込まれる可能性も高くなっていきます。取扱商品の売価にもよりますが「高単価の商品を数多く扱う」「外国人からの注文が多い店舗様」は万が一のことを想定して保険の導入を検討してみてもよいかもしれません。「余計な心配はせず、売上げを上げることに専念したい!」という店舗様にとっては非常に有り難いサービスかもしれません。

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