楽天メルマガの配信単価を安くする方法
楽天市場でユーザーを囲い込んだり、狙ったタイミングで売り上げの山を作る上でメルマガの活用はとても重要です。しかしながら、楽天市場でのメルマガ配信は原則として有料で1通あたり0.75円のコストがかかります。例えば、10,000ユーザーにメルマガを配信する場合、1回あたりの配信コストは7,500円になります。それを一ヶ月に10回行うと、メルマガの配信だけで75,000円の経費が必要になってきます。
重要なプロモーションの一環としてメルマガを重視している店舗様も多いと思いますが、原則として有料が故に、配信数が増えてくるとコストが嵩んでくるとお困りの方も少なくないでしょう。
ところが、最近になってメルマガ配信コストが下げることができる裏ワザ(条件)が新たに設けられたことをご存じですか?その条件をクリアすると、0.75円/通の配信単価が0.25円引き下げられ、0.5円/通となります。では、どうすれば配信単価を下げることができるのでしょうか?
質の高いメルマガを送信すると単価が安くなる
配信単価を安くする裏技とは、ずばり「質の高いメルマガを配信する」ことです。質の高いメルマガとは、楽天市場が定める条件をクリアーするメルマガのことを意味します。
楽天市場が定義する「質の高いメルマガ」
・一ヶ月あたりの送信通数:3万通以上
・送客率:4%以上
参照)従来は送信通数5万通以上、送客率5%以上が条件でしたが、2016年5月13日に上記条件に緩和されました。
送信通数とは一回あたりの配信件数ではなく、一ヶ月あたりのメルマガの総配信通数です。また、送客率とは配信したメルマガの総数のうち、URLをクリックしてウェブページへ訪問したユーザーの比率です。ちなみに送客率は以下の計算式から算出されます。
送客率=送客数÷送信数
メルマガ配信において、上記の条件をクリアするとクリアした翌月の配信分から値引きが適応されます。
なお、配信効果レポートは以下の方法でアクセス可能です。
RMSメインメニュー > 4 メルマガ配信 > 管理画面 > 効果測定レポート
楽天市場の狙い
以前は無料で配信できた楽天市場のメルマガですが、有料化に踏み切った理由はいくつかあったそうです。その理由の中で楽天市場が重視したことが「メルマガの質を高める」ということでした。メルマガが無料で配信できていた時代は、とにかく数を配信することが効果的な戦略とされていました。数の原理というか、配信件数が多ければ多いほど売り上げにつながる可能性が高くなるという理由から、多くのメルマガが配信されていました。
ところが、配信頻度と件数を重視するあまり、ユーザーに届くメルマガがの数が増え、ユーザーが本当に必要な情報を選別することが困難になってきたのです。そこで楽天市場が着目したことが良質のコンテンツをユーザーに届けることで、その一環として配信を有料にすることで、質の低いメルマガの配信を少しでも排除しようという狙いがあったのです。
これらの背景もあり、ここ最近になって売上向上につながる集客効果の高いメールを送信する店舗を対象に配信条件の緩和が検討され、今回の割引に至ったのです。
送客率を上げるコツ
送客率アップが割引条件が適応される上で重要な要素であるという事はご理解いただけたと思います。それでは、どのようにして送客率を上げれば良いのでしょうか?そのコツをいつくかご紹介致します。
配信リストをセグメントする
送客率を上げるためには、関心が深いユーザーにメルマガを送信しなければいけません。掲載する商品によって配信対象を絞り込んだり、非購入者は対象から外し購入経験者のみにセグメントしたりと、ページを見てくれる可能性が高いユーザーに対して優先的にメルマガを配信するようリストをセグメントしましょう。
タイトルを工夫する
重要なメルマガか?これは興味がある内容か?をメールのタイトル(件名)で判断するユーザーも多いはずです。従いまして、少しでもユーザーに興味を持ってもらえるようにメールのタイトルの付け方には細心の注意を払いましょう。重要ことは、最も大事なことは最初に伝えることです。メールのタイトル部分で表示される文字数は限られています。確実にユーザーに伝えたい内容が伝わるよう、かつ目立つように工夫しましょう!
悪い例)当店オススメの人気機種が最大80%OFF!!
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定期的に目玉企画を開催する
メルマガがに関心を持ってもらうためには、見ることによって得られるメリットを分かりやすくユーザーへ伝える必要があります。例えば「毎月10日はポイント10倍」「毎週金曜日は目玉商品の日」など、特定の日に目玉企画を継続して開催することでメルマガからの送客が安定する可能性が高くなります。
せっかくメルマガを送信するなら、お得に送りたい
せっかくメルマガを送信するなら、少しでもコストが安く上がる方が理想的です。今回、楽天市場で設定された条件は決して高いものではなく、ちょっとした工夫を継続するだけで簡単にクリアーすることができるはずです。
送客率は売り上げそのものに影響する重要な要素であると言っても過言ではなく、より高い数字を実現するにはどうしたら良いか?と考えることは売り上げアップを目指す上で必要不可欠なことです。その重要な要素を考えるきっかけを与えられているだけでも有難いことでだと思いますので、それを理解した上でメルマガを配信単価削減を目指してください。
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