楽天スーパーポイントとラクーポンの活用法
皆さんは新規顧客獲得、リピーター確保のためにお客様にどのような手法でアプローチされていますでしょうか?広告掲載、メルマガ配信、セール開催など、ユーザーの目に止まり、かつ興味を示してもらえる施策やプロモーションを実践されている店舗様も多いことでしょう。
昨今、これらのプロモーションに加え、ポイントとクーポンを上手に絡めて売り上げを伸ばしている店舗が増えてきました。顧客の購買意欲を掻き立てるクーポンとポイントの活用法とはどんな方法なのでしょうか?今回は最近のトレンドと顧客の動向を踏まえ楽天スーパーポイントとラクーポンの活用法を見ていきましょう。
適切なポイントの活用法
販売商品にポイントを付与する手法は、かなり前より様々なジャンルのお店や商品で利用されてきました。一時は「ポイント合戦」と称されるほど、ライバル店同士でのポイント付与倍率競争が激化しましたが、最近では少し落ち着いてきた感じがあります。
主な理由としましては「楽天ポイントアッププログラム」の導入により、楽天負担のポイント企画が継続して開催されていることと、クーポンを支持する顧客が増えてきたことが考えられます。
「楽天ポイントアッププログラム」では、楽天カードを所有するユーザーを対象に「最大7倍」と非常に高い倍率のポイントが楽天負担で付与されるため、店舗側で負担する還元率を上げる必要がなくなってきました。
ポイントはあくまでも「消費者の購買意欲を刺激するきっかけ程度」の倍率で設定し、その分、販売価格を安くするなどして、できるだけお得に商品を購入できるように提案した方がベターだと言えます。
クーポンを徹底活用する
クーポンを支持する顧客が増えたということは、商品購入後に付与されるポイントよりも、購入する時に少しでも安く購入する事を重視するユーザーが増えたと考えられます。楽天ラクーポンの機能は日々強化されており、店舗側にとっては様々なシーンで活用できるようになってきました。その分、クーポンを配布する店舗が急激に増加し、消費者の認知度もかなり高まってきました。
認知度が高まってくると、買い物する前に「何かお得なクーポンは発行されていないかな?」と探す習慣が消費者の間で根付いてきます。そんな習慣が浸透すると、購買意欲が高いユーザーはクーポンを獲得するだけで購買へと誘導できる可能性が高くなってきます。発行するクーポンの金額や割引率が高い事に越したことはないのですが、クーポンを配布する主な目的は、あくまでも購入への後押しと考えると、決して高い金額である必要は無いかもしれません。
また、一度クーポンを獲得すると、使用期限切れが間近になると楽天市場から自動的にメールが送信され、自動的にユーザーにリマインドできるメリットがあります。さらに、ログインした状態で楽天市場へアクセスすると獲得済みクーポンを「myクーポン」として画面トップの目立つ場所に表示してくれますので、リピートアクセスを促して非常に効率よくユーザーを導入することができます。
「値付け」と「ポイント及びクーポンの還元条件」はバランスが重要
ユーザーを上手に購買へと転換させるためには、ポイントの還元率orクーポンの値引き率と販売価格の値付けとバランスが取れていることが重要です。ポイント還元率やクーポンの値引き率がいくら高くても、販売価格自体(ポイントとクーポンの金額を差し引いた実質の販売価格)が魅力的でなければ意味がありません。稀にポイント還元とクーポン配布を見越して、商品価格が引き上げられるケースも見受けられますが、結果、値打ち感が感じられない条件下では、ユーザーは購入してくれません。ポイント還元率やクーポンの値引き率を考慮すると、一体、いくらで商品が購入できるのかということを、ユーザーは瞬時に計算しています。
「で、あれば、価格をずばり最安値にした方がいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。もちろん、価格を最優先で考えるユーザーが多いことは事実です。
しかしながら、ポイントとクーポンには顧客をワクワクさせる要素があります。また効率よく情報をユーザへ提供してくれる機能も備わっています。
値付けとポイント及びクーポンの還元条件のバランスを考え、消費者が値ごろ感を感じられる「程よい塩梅の条件とワクワク感」を提供できてこそ、購買へと転換する可能性が高くなることを肝に銘じておきましょう!
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