2020年のECトレンド予測

Date:2020.01.02

2019年は大手ECモールと通信キャリア、SNS企業との業務提携や買収など、EC業界にとっては激動の一年でした。EC業界を取り巻く状況は予想以上の速いスピードで移り変わっており、その流れについて行こうと思うと、たとえ大手企業であっても、他社の強みを借りて時代の流れに順応していく方が効率が良いからだと思われます。


そんな2019年の傾向から、2020年はどのようになっていくかを占ってみましょう!

 

※ECモールと大手企業とのコラボレーションが加速する
2019年は大手ECモールと他社との業務提携及び買収が立て続けに行われました。2020年もEC業界に大きな影響を及ぼす動きが引き続き活発になると予測できます。


EC業界の壁を越え、更に国境を越えてボーダレスな状況下で、2020年は競争が更に激化していきます。そんな環境下で生き残り、そして更に成長していくためには、他社と業務提携をして一気に攻めた方が時間効率と作業効率が良いと言えます。


EC業界の巨人「Amazon」に立ち向かうため、純国産のECモールはどんな戦略を考えているのか?その動向が気になる年になりそうです。

 

※有名店舗同士のコラボレーションが増えてくる?
ECモールと大手企業間の業務提携のみならず、ECモール内での有名店(パワーセラー)同士の業務提携も増えてきそうです。送料や販売手数料の増加に伴い、ECモール内での店舗運営は以前に増してコストが嵩むようになってきています。


「もっと効率よく商品を販売する方法はないのか?」そう考えると、店舗同士のコラボレーションも自然な流れだと思います。例えば商品を製造及び販売を行っている店舗にとっては、販売力がある店舗に商品を売ってもらう事で売上を成長させる可能性が広がります。また、商品を製造できる強みを活かし、OEMなど既存の商品とは違ったパッケージで商品を生産し、卸業を営むことで売上を確保することができます。

一方、商品を生産しない小売りに特化した店舗などは、そのノウハウを販売するビジネスモデルや、ECでの販売を強化したいと思いながらも、なかなか注力できない企業の店舗運営自体を代行することも新たなビジネスとして考える事ができます。


いずれも、お互いが得意な事を共有しながら、新たな時代へ向けての生き残り手法として店舗同士のコラボレーションが増える事は、ほぼ確実と言えるでしょう。

 

※複数モールへの売上げ分散が進む
特定のECモールでの売上構成比率が高すぎると、どうしてもリスクが伴ってしまいます。手数料の改定、価格競争の激化、売上の頭打ちなど、外的要因によって売上が思うように確保できない危険性をはらみます。


業務提携や買収によって、突然、他のモールで売上が大きく成長したり、その反面、既存モールの売上シェアが急に減少したりと、短期間で売上構成比が大きく変わる可能性も出てきます。


そんな流れに臨機応変に対応していくためには、やなり複数モールへ出店し、全体の売上を伸ばしながら、且つ、売上を分散しながらリスクを回避する必要があります。


たとえば固定費のかからない成果報酬型のモールであるショッピンなど、新しいモールも出てきております。


過去の成功に拘って特定のモールの売上げだけをあてにしていると、気がついたときには取り返しが付かないことになっていないように、ぜひ、売上の分散を念頭に店舗運営を行うように心掛けてください。

 

※3,980円問題で格差が生まれる
楽天市場に出店している店舗は、2020年3月より3,980円以上の商品(一部商品と地域を除く)は送料無料で提供しなければいけなくなります。この制度が導入されると、送料負担に耐えられない店舗は大きく利益を圧迫するか、もしくは店舗運営自体を継続できないことになるかもしれません。取り扱い商材によりますが、利益が高い店舗と、利益率が低い店舗との間で大きな格差が生まれてきます。


楽天市場での販売継続を辞めるか?それとも、運営しながらも他の販売チャネルで売上と利益を確保してバランスを取るか?出店店舗は大きな決断を迫られそうです。

 

※時代の流れにあった戦略を考える
目まぐるしく移り変わるEC業界で、生き残っていくためにはその時々に合った販売戦略を考えて行く必要があります。力を入れる販売チャネルをシフトしたり、取扱商品を見直したり、もっと効率の良い店舗運営を目指したりと、工夫次第でやり方はいくらでもあります。

これまでに上手くいった運営手法に固執せず、柔軟に新しい流れを受け入れながら色々とチャレンジしていきましょう!