夏季休暇中の販売戦略
間もなく夏季休暇に入る店舗さんも多いと思います。皆さんは休暇中、どのような販売戦略を考えていますか?
昨年はコロナ特需の影響で売上げが大きく伸びた店舗さんも多いと思いますが、昨年と比べると今年は売上予測が立てにくく、対策に悩んでいる人も多いと思います。
ジャンルによっては昨年対比を割っているお店も出てきているため、お盆休み以降の見込みが気になるところでしょう。
長期休暇中に在庫リスクや販売機会ロスをを最小限に抑えながら、かつ、売上げを最大化する方法とは、どんなやり方でしょうか?
まずは売れ筋商品の在庫確保
まず最初に着目すべきポイントは、売れ筋商品の在庫を積んでおくという事とです。お店の売上げの大半は特定の売れ筋商品が占めているお店も多いと思います。従いまして、売れ筋商品の在庫を切らすことなく提供することで、お店の売上げを維持できる可能性が高くなります。
売れ筋商品であれば、多少、仕入れの量を見誤ったとしても、時間を掛ければ確実に在庫を減らしていくことができます。夏期休暇中に在庫欠品により売上を下げることがないよう、恐れること無く売れ筋商品の在庫を十分に確保しておきましょう。
取扱い商品全体ではなく、対象商品を絞る
昨今、コロナの影響で先の販売予測が難しい状況が続いています。ましてや、長期休暇の影響で商品を発注してから入荷するまでのリードタイムがいつも以上に長く掛かることを考えると、全ての取扱商品を適正在庫に調整してから長期休暇を迎えることは至難の業と言えます。
長期休暇前に在庫を積んでおく商品は、売れ筋商品などに絞っておくことで、販売機会ロスを抑えながら、かつ、効率よく作業を勧めることを心掛けましょう。
メーカーの在庫状況を確認して多めに販売数を設定しておく
どうしても売れ筋商品以外の在庫欠品が気になるのであれば、事前にメーカーに在庫状況を確認しておき、実在庫より多めに在庫数ページに反映しておく方法もあります。メーカーに在庫が豊富にあるのであれば、万が一、お店で商品を売り過ごしたとしても、すぐに商品を取り寄せることができるのでリスクが伴うことはありません。
その場合は、お届けまでの日数を通常より長めに設定しておくと、ユーザーからのクレームを最小限に抑えることができます。
販売構成比を理解して効率良く売上げを伸ばす
ネットショップの大半は、特定商品の売上げが全体の売上を左右しているケースが多々あります。考え方次第では売り明け構成の大半を占める売れ筋商品だけ売り続けることができれば、売上の大幅な減少はないと考えられます。
スタッフの目が行き届かない長期休暇中などは、売上比率が高い商品だけの欠品を回避するだけで、効率よく売上をコントロールすることができます。
全ての商品と欲張るよりも、特定の売れ筋商品だけに意識を向けることで、長期休暇中の売上を効率良く伸ばして行きましょう。
外部倉庫を利用する場合の注意点
楽天スパーロジやアマゾンFBAなど、外部倉庫を活用して連休中の出荷にも対応できるようにしておきたいという方もいると思います。外部倉庫を活用する上で気をつけなければいけないポイントは、商品は早めに外部倉庫へ納品しておくことです。
連休前には必ずと言って良いほど、入庫量増加の影響で、倉庫への納品作業にいつも以上に時間が掛かってしまうからです。せっかく外部倉庫へ商品を送ったとしても、入庫作業に時間が掛かってしまい、在庫化に予想以上の時間が掛かってしまっては意味がありません。
いつもより余裕を持って、出来るだけ早いタイミングで商品を納品するよう心掛けてください。
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