ライバル店舗の内情を丸裸!?競合店調査ノウハウ
どのジャンルにおいても必ず競合店が存在します。売り上げを伸ばすためには、時として、競争相手と戦わなければいけません。皆さんは、競合店の現状や戦略をどのように分析していますか?競合店を分析することで敵の行動パターンを理解できるのみならず、ジャンルの動向やトレンドを知る上で役立つ情報をたくさん得ることができます。
今回は『ライバル店舗の内情を丸裸!?競合店調査ノウハウ』と題しまして、競合店の調査方法をご紹介したいと思います。
ランキング調査
皆さんは取扱商品ジャンルのランキング毎日をチェックしていますか?楽天市場のみならず、Yahooショッピング、アマゾンをはじめとする大手ショッピングモールには必ずランキングページが存在します。日ごと、週ごと、月ごと、ジャンルごとに売れた商品を集計してランク付けされています。このランキングページを毎日欠かさず閲覧することで、ライバルが「どの商品をたくさん売っているか?」「いくらぐらいで販売しているか?」を一目で把握することができます。さらに、長らくランクインしている商品があれば、「かなりの量を仕入れたのかな?」「市場ではもうなくなっている筈なのに、なんでこの商品をまだ持っているんだろう?」など、様々な疑問に気付くことができます。ランキングを見続けることで、競合他店の状況を推測する上で重要な情報を多くインプットすることができ、さらに業界のトレンドや、相場観など、ネット販売を行う上で重要な判断基準となるソースを得ることができます。まず最初にランキング調査はライバル店舗の状況を把握する上で、とても大切な取り組みだと認識して下さい。
メルマガを受信する
ショッピングモールでユーザーに対するアプローチ手法として広く利用されているのが『メルマガ』です。メルマガは販売店舗にとって重要な媒体の一つで、あらゆる情報が集約されています。「今、販売に注力している商品は何か?」「どんな商品を仕入れたのか?」「価格はいくらぐらいで販売しているのか?」さらには店舗スタッフの考えや運営方針など、ホームページを見ただけでは気付くことができない情報の宝庫と言えます。単に情報収集の媒体として活用するだけではなく、競合店のメルマガに掲載されている商品や価格を元に、自社の販売戦略に活用することも考えてみましょう。「なぜ、このお店はこの値段で販売することができるのだろう?」「どうやったら、この商品を仕入れることができるのだろう?」など、売り上げアップを目指す上で役に立つ様々なヒントを得ることができます。同じジャンルの競合他店のメルマガに関しては、できるだけたくさん購読できるよう、片っ端から購読登録してみてください。
広告をチェックする
競合店の「攻め」の部分を調査するならば、「どんな広告を活用しているか?」を調査する必要があります。広告には主に、CPC広告(検索結果連動型広告)、Web広告(特定場所に表示するバナー広告)、メルマガ広告があります。それぞれのチェック方法は以下の通りです。
CPC広告
モールの検索窓から商品名、ブランド、話題のキーワードなどで検索します。検索結果上位に表示さえている商品は、たいてい広告を利用して表示させているケースが多いです。どの店舗がよく上位に表示されているか?どんな商品が上位に表示さえているか?をチェックしてみましょう。
Web広告
特定ページに継続して掲載される広告のことです。ジャンルトップページ、ランキングページ、セール開催時の特集ページに掲載される場合が多いです。広告掲載期間、もしくは掲載終了後に、この広告に掲載されていた商品がランキングに入っていると、効果が得られ易い広告であると仮定できます。また、広告に掲載されていた商品と販売価格は消費者に支持される条件をクリアーしていると判断できます。逆に、広告に掲載さえていたにも関わらず売れている気配が感じられない場合は、掲載商品、もしくは販売価格に問題があると推測することができます。
メルマガ広告
モールが定期的に配信するメルマガに掲載されている広告のことです。CPC広告やWeb広告と比較して、メルマガでダイレクトに登録者の元へ届くため、情報伝達が早いという特徴があります。また、広告を掲載している店舗が売りたい商品がどれか?をリアルタイムで知ることができます。
広告を分析していくと、「どの広告がよく使われているか?」を知ることができます。そうすると、よく使われている広告=効果が得られ易いという仮説を立てることができます。その仮説を元に、自社で広告を運用する際の目安を立てるのです。闇雲に広告を活用するよりも、検証を重ねて仮説を立てた方がより効果的に広告運用できる可能性が広がります。
TOPページを定期的にチェックする
店舗トップページは、そのお店の旬の情報が集約される場所です。入荷情報、値下げ情報、その他、お店に関するニュースなど、あらゆる情報が網羅されています。定期的に競合店のTOPページをチェックすることで、そのお店の方向性を知ることができます。
実際に競合店で商品を購入してみる
購入経験者に対してどのようなアプローチをしてるかは、実際に競合店で商品を購入してみないと分かりません。ぜひ、一消費者として商品を購入してみましょう。ちなみに、お店によっては競合店には商品を販売しないというケースも希にありますので、あくまでも個人名義で購入するようにしてください。
今回ここで紹介した調査方法を継続に行っていくことで、競合店の販売戦略は徐々に明確になっていきます。その戦略を元に真似するのも良し、もしくは反対に反面教師として教訓を得るのも良し。いずれにしても、販売戦略を考える上で重要な情報を収集できることは間違いありません。
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」
明日からぜひ、競合店調査に取り組んでみましょう!
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