ページ改修時のポイント

Date:2024.01.04
目次

※売りたい商品ページへの動線を最優先に考える
※すでにアクセスが多いページをハブにする
※ユーザーが商品を選ぶ方法を考える
※関連商材で単価アップを目指す
※ユーザーニーズを具現化する事を目指す

ネットショップを営んでいると、より効率良く商品ページへアクセスを集めるため、定期的にページの改修を行う必要があります。ユーザーのニーズは日々、変化しており、その変化に応じたページ構成を考えないと、ユーザーが目当ての商品ページへスムーズに辿り着く事ができません。

 

 

ページ改修を考える上で、どんな事を意識すべきなのでしょうか?今回はページ改修事のポイントについて考えてみましょう。

 

 

 

※売りたい商品ページへの動線を最優先に考える

まず最初に意識を向けるべき事は、「売りたい商品のバナーやリンクの露出が最大化されているか?」ということです。売りたい商品ページへのアクセスが最大化されていないと、売り上げに繋がる機会をロスしてしまいます。楽天市場が提唱する売り上げの公式で、「売り上げ=アクセス人数×転換率×客単価」というものがあります。これらの中で最も重要な項目は、ズバリ「アクセス人数」です。

 

 

アクセス人数は、実店舗で言うところの来客数で、来客数が多ければ多いほど、お店で買い物してくれる人の数は増えます。それと同じ原理で、ネットショップもアクセス人数が多くなればなるほど、売り上げに繋がる確率が高くなります。まずは、売りたいと思う商品のアクセス人数を最大化するため、あらゆるページからのリンクやバナーを設置しましょう。

 

 

なお、アクセス人数を最大化する対象商品は、「売りたい商品」だけではなく、すでに販売実績がある「売れる商品」への動線強化も意識しましょう。すでに売れている商品がより多くの人の目に付く事で、更なる売り上げアップが期待できます。

 

 

 

※すでにアクセスが多いページをハブにする

ページ毎のアクセス数を分析する事で、どのページへのアクセスが一番多いかを確認する事ができます。そのページをハブとして、売りたい商品や、売れ筋商品へユーザーを誘導する方法もあります。ただ、その際に気を付けるべき点は、闇雲にリンクを設置するのではなく、「当店売れ筋商品はこちら」「迷った時はコレ!」など、あくまでもユーザー目線で、そのリンクをクリックする事でメリットが感じられる情報に加工する必要があります。「なぜ、そのページに他の商品へのリンクが設置されているのか?」その理由を明確にする事が大切です。

 

 

アクセスが集まるページに何でもかんでもリンクを詰め込んでしまうと、逆にユーザーが混乱してしまいます。あくまでも意味があるリンクである事をユーザーに伝える事が重要です。

 

 

 

※ユーザーが商品を選ぶ方法を考える

ユーザーが商品を選ぶ上で、どのような切り口で商品を探すかを改めて見つめ直しましょう。一般的に、ブランド別、商品カテゴリ別、価格別で商品を探せるようにしているサイトは多いですが、用途別、顧客対象別、迷った時のおすすめ商品別など、商品を実際に利用するシーンやターゲットを想定してリンクを設置しているサイトは意外と少ないです。実際に商品を購入しているユーザーは、どのような動線を辿って商品ページへアクセスしているのか?を、アクセス分析や、新規顧客獲得商品のデータから分析する習慣を身に付けましょう。

 

 

また、商品を検索するための検索窓がトップページにしか設置されていなかったり、場所が分かりづらかったりと、検索窓自体を探すのにユーザーが迷ってしまうようでは、UIとして最悪です。検索窓はユーザーが目に付く場所に設置した方が便利なのは間違いないので、ページ上段、下段、サイドナビなど、複数箇所に設置する事も踏まえてユーザーが見つけやすくするための工夫をしましょう。

 

 

 

※関連商材で単価アップを目指す

関連商材や、いつ買っておいても良いような消耗品などのリンクを設置する事によって、客単価アップを見込む事ができます。また、最近では楽天市場でSKUプロジェクトが導入されたお陰で、同じページ内で、関連商材をセットにした異なる価格のカートを設置する事ができるようになりました。この機能を活用する事で、効果的に客単価アップを見込めます。

 

 

また、複数のアイテムをまとめて買うニーズが見込めるのであれば、お勧めセット商品として複数の商品をコーディネートして提案して見ましょう。例えば、洋服を上下全て買い揃えたいと考えている人には、トータルコーディネートして提案したり、新生活を始める上で、家具をまとめて購入したいと考える人に対してお勧めの組み合わせを提案するなど、提案力を強化する事で、大幅な客単価増加を見込む事ができます。

 

 

特定の商品を売る事だけに意識を向けるのではなく、ユーザーの潜在ニーズを掘り起こす事でユーザーにも喜んでもらえ、さらに、お店にとっても客単価アップに繋がれば、まさに一石二鳥と言えるでしょう。

 

 

 

※ユーザーニーズを具現化する事を目指す

ページ改修で優先すべき事は、ユーザーニーズを具現化して、ページ構成へ落とし込む事です。どのような方法で、どんな目的で商品を探すユーザーが多いのか?まずは、その事に着目して、一つずつページ内に便利な機能を組み込んでいく。その繰り返しが、結果としてユーザーに分かりやすいページへと繋がって行くのです。そのためには、ユーザーのニーズを常に把握できるよう、データを分析する必要があります。また、データのみならず、店舗レビューや商品レビューにも意識を向けてユーザーニーズを汲み取りましょう。また、時には有名店のページ構成やレビューを参考にするのも効果的でしょう。

 

 

ページ構成を悩む前に、まずは、どんなユーザーニーズがあるかに意識を向ける事が、最も重要だと言う事を理解しておきましょう。

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