楽天スーパーSALEの近況と今後の方向性

Date:2016.03.31

2016年3月26日〜3月31日の日程で楽天スーパーセールが開催されました。みなさんの店舗では売上の推移はいかがででしたでしょうか?

今回のスーパーセールは、楽天全体としては非常に好調のようでした。昨年の12月開催時に迫る勢いで、大きく売上を伸ばした店舗様が多かったみたいです。主な理由としては、楽天市場が主催するイベントが久しぶりに開催されたことが挙げられます。2016年に入ってから楽天カードを所有するユーザーは、ポイントが最大で7倍付与される「スーパー・ポイントアップ・プログラム」が開催されています。エントリー不要で楽天カードを所有するユーザーに対して、買い物をするだけで毎日ポイントが付与れる恒久的なプログラムです。

この「スーパー・ポイントアップ・プログラム」が開始されて以降、これまで開催されていた楽天市場のイベント(超ドドンパ祭、水曜得々デー、超ポイントバック祭り、ショップ巡礼etc...)が無くなってしまいました。ポイントが最大で7倍還元されるこのプログラムが開始されて以降、イベントを定期的に開催する意味が無くなってしまったのです。そんな中、久しぶりに開催されたスーパーセールにより買い物に対するお得感が高まり、ユーザーの購買意欲を掻き立て、結果、売上好調をマークする店舗様が増えたと推測されます。

今後の楽天市場の動き

今後の楽天市場の動きとしては、楽天スーパーセール、お買い物マラソンなど、これまでの楽天市場の看板イベントを除いては、特に開催する予定はないようです。毎日ポイントが最大で7倍も付与されるプログラムが開催されている以上、その他のイベントを同時に開始しても意味がないという楽天側の見解が背景にあります。

楽天としては、楽天ユーザーに対して市場で買い物をしてもらうだけにとどまらず、楽天グループのサービスを広く利用してもらいたいという狙いがあります。

楽天アプリ、楽天カード、楽天モバイルなど、市場事業以外のサービスを広く利用してくれるユーザーを増やし、そのユーザーに対して手厚くポイントを還元することによって顧客の囲い込みと購入頻度、購入単価をアップすることで売上アップに繋げていきたいという狙いがあります。

店舗が販売を強化するタイミングは?

楽天スーパーセールとお買い物マラソン以外のイベントが開催されないとなると、店舗にとって売上の山を作ることがタイミングがこれらのイベントが開催される時期に限定されると考えられます。

これまでの頻繁にイベントが開催されていた状況では、ユーザーにとってもどのタイミングで買い物すれば得なのかが分かりづらく、結果、店舗にとってもどのように攻めていけば良いかが分かりにくい環境でした。今後は、スーパーセールとマラソンの時期だけにターゲットを絞って取り組めば良いので、広告予算や特化商材の準備、店舗運営の人員強化など、どのタイミングで力を入れたら良いかが明確になり、これまで以上に取り組みやすくなると思います。

店舗としては、スーパーセール、お買い物マラソンのタイミングで、売れ筋商材の在庫の仕込み、自社ポイントの開催、クーポンの配布など、お試し商品の準備など、ユーザーの購買意欲をそそるような工夫を凝らし、できるだけ売上の山を作れるように集中して販売拡大に取り組んでいきましょう!

イベントが開催されていないタイミングでの取り組みは?

売りげの山を作るタイミングは明確になりましたが、イベントが開催されていないタイミングでの取り組みはどのようにすれば良いでしょうか?もちろん、イベント非開催時にも売上を最大限に伸ばす取り組みは考えていかなければなりません。少なくとも「スーパー・ポイントアップ・プログラム」はしばらく継続して開催されます。まして、ユーザーに還元されるポイントはすべて楽天負担となりますので、有り難い限りです。

イベント開催時に最大の売上の山を作るためには、顧客に支持される商品をいかに育てるか?仕入れできるか?が重要です。また、イベント開催時にユーザーが自分の店舗に訪問してくれるよう、メルマガやアフターフォローメール配信による既存顧客のケア、サンキュークーポンの配布による囲い込みは重要です。

イベントが開催されていないタイミングで取り組むべきことは、顧客に支持される売り場づくりに注力することです。競合他店の動きを常に調査し、品揃え強化、価格競争、サービスの向上に取り組んでこそ、大きな波が来た時に最大限の売上が確保できるということを忘れることなく、日々の店舗運営に取り組んでください。

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