予測!楽天スーパーSALEの行方
コロナ特需の影響によるEC市場の拡大を受け、楽天市場が好調です。ジャンルによりけりですが、単月でギネス月商を記録する店舗も少なくはない状況です。
12月4日から11日までの期間、楽天スーパーSALEが開催されます。年末のボーナス商戦や、お歳暮需要の高まりにより、1年の中で最も活気づく一大イベントです。さて、今年最後の楽天スーパーSALEはどんな動きになるのでしょうか?その動向を予測してみましょう!
【参考】
楽天全体で昨年対比大幅プラスと予測
今年のスーパーSALEは、楽天市場の流通総額が昨年対比で大幅に伸びると考えられます。昨年10月に実施された消費税増税の影響で年末商戦需要が前倒しで高まりました。結果、9月に売上のピークを向かえて以降、年末商戦は苦戦を強いられました。
今年に関しては、消費者がすでに増税に慣れた事に加え、コロナウィルス拡大(第三波)の影響でリアル店舗での消費需要が更にECへとシフとしていくこと考えられます。また、コロナウィルスが日本で広まって以降、これまでインターネットで買い物をしたことが無かった新規客や、利用したことはあるけれど、それほど利用頻度は高くなかったリターン顧客がこぞってネットショップを利用しています。これらの要素を背景に、今年最後のスーパーSALEでは、楽天市場での単月流通総額がギネスを更新するのではないかと期待されています。
この絶好のタイミングで、年末最大の山場に大きな売上増加を狙うお店も増え、ポイント還元、クーポン配布、値引きなど施策が多く開催されることで、消費者の購買意欲を刺激してくれる事でしょう。
商品在庫、梱包資材、人員の確保
楽天スーパーSALE開催に先立ち、売上を最大限に確保する為に必要なことは「売れ筋商品の在庫をしっかりと確保すること」です。商品別の売上構成比を見ると、売れ筋商品が全体の売上の大半を占めているお店も多いはずです。通常よりも多くのユーザーが押しかけ、効率よく売上を確保できるタイミングにおいて、売れ筋商品の欠品は最大の悪だと認識してください。
また注文件数の増加に伴って、梱包資材もいつもより多く消費します。梱包資材の欠品は、配送遅延に繋がる危険性があるとともに、サイズが合わない商品を段ボールや封筒に梱包することは作業効率の悪化に繋がります。思い切って多めに発注しておくことをお勧めします。
発送件数の増加に従って欠かせないリソースが梱包発送要員です。梱包と発送件数は、作業を担当するスタッフの人数に比例します。普段から梱包発送作業を担当しているスタッフは総動員で、そして派遣社員などを採用している場合は、早めに人材確保に乗り出てください。
【参考】
年末以降の方向性
楽天スーパーSALE終了後もボーナス需要やお歳暮商戦はまだまだ続きます。今年の12月は殆どの日程で何らかのイベントが継続して開催されます。コロナウィルス拡大の影響で帰省を見送る人達の注文が年末から年始に掛けて増加すると考えられます。さらに、今の状況から判断すると、コロナ騒動がこの先数ヶ月で収まるとは考えにくいです。今年、コロナ特需の影響で売上を大きく伸ばしたタイミングとして、バレンタイン、ホワイトデー、母の日、父の日があります。年間を通じての恒例行事のタイミングでは、人混みを避けたいと思う人の注文がECに集中します。
まだまだ続くと予測されるコロナ特需。この勢いに乗って、できるだけ多くの売上を取り込み、次のステップへの足掛かりにしてください。
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