動画マーケティングに目を向けよう
印刷物となぜインターネットは混同されがちなのか
私自身が常々非常に悩ましいと感じている事の一つに、インターネットが紙と同じような考えで作られる事があります。
Webサイトを作る場合は当然ながら原稿が必要で、それはクライアントから提供してもらわないといけないのですが、多くの場合はかなりの分量のものがやって来ます。
またWeb用の原稿として特に用意されない場合は、既存の資料やカタログが提供される訳で、これは情報の塊なので良いのですが、そこから掲載するものを取捨選択していくと大抵の場合は「これも載せてください」となるのです。時には「インターネットの方に、載っている内容は全部そのまま入れるように」と要求される事もあります。
これは紙≒Webサイトのコンテンツという意識をクライアントが少なからず持っているのだと想像しています。確かにページをめくったりしながら見ていく紙、そしてクリックでページを辿っていくWebサイト。現れてくるのは平面的なコンテンツ、写真や文字情報ですから同一視されるのは理解できます。
紙で絶対に表現できない事
では紙で絶対に表現できず、インターネットだからこそ可能になるものとは一体何でしょうか。その一つに、動画があります。
動画コンテンツというものは以前から存在していて、決して目新しいものではありません。インターネット初期の頃はダイヤルアップ回線だったためこうした動くコンテンツはなかなか普及しませんでしたが、ブロードバンドの普及から既に十年以上になり、回線による制限はほとんどの場合で無くなりました。見る側の環境は、十分に整備されているのです。
そこから少し時間がかかったものの、最近動画マーケティングが広がってきています。
一般的な手法になりそうな動画マーケティング
数年前から「動画マーケティング」という言葉は目につき始めていましたが、どちらかと言えば啓蒙的な意味合いもあったのか、それ程周囲で取り入れられる兆しは感じませんでした。
しかし最近になって私の周りでも多く目につくようになっています。ちらほら、ではなく火がつくと矢継早に広がっていくのがインターネットの世界の面白いところでしょう。最初に動画を取り入れた手法が成功を見せると、次も、また次もとなっていきます。
私が数か月前に出会った案件では、新たなサービスの開始にあたり動画マーケティングを組み合わせた所、何と計画の数十倍の申し込みがあったと言います。これを見逃す手は無く、他のサービスでも次々と取り入れていき今ではその会社の定番のマーケティング手法の一つになりました。単なるブームで終わってしまう事も多いWebマーケティングも多いですが、動画マーケティングはさらに広がりを見せそうな予感がします。
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