楽天海外販売のススメ

Date:2014.01.15

※楽天海外販売の現状

日本の商品やブランドは、海外消費者にとって非常に関心が高いものです。専門の輸入業者を介さずとも、直接、店舗から個人で商品を購入できるため、「安くで良い商品が購入できるチャネル」として日本のインターネットショップは注目を浴びています。
 
楽天市場内での海外販売の流通総額は2012年5月〜2013年5月の約1年間で約4倍に急成長しています。円安の影響も追い風となり、今後も、さらにその勢いは増すと予想されます。
 
楽天海外販売は、海外に在住する日本人をはじめ、香港、台湾、中国、韓国などのアジア圏を中心に、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなど非常に幅広い顧客に利用されています。
 
今回は、日本国内に比べて非常に商圏も広く、今後、ますます普及していくポテンシャルを持った楽天海外販売に関するお話です。
 
参照)楽天海外販売概要ページ
http://www.rakuten.co.jp/ec/kaigai/
 
 

※そもそも、楽天海外販売ってどんなもの?

楽天海外販売とは「海外に在住するお客様へ商品をお届けするサービス」です。楽天市場へ出店すると、日本国内のどこに住む人にでも商品を販売することが可能となります。それと同じように「海外発送可能」の設定を行うことで、自分の店舗で取り扱っている商品が世界中に住む顧客にも買ってもらえるチャンスが広がります。
 
商品名や商品説明文など、テキストで入力されているコンテンツは英語、中国語、韓国語などの言語に自動翻訳して表示されるので、簡単に外国人にも馴染みのある言葉で取扱商品をアピールすることができるようになります。
 
参照)楽天海外販売トップページ(英語版)
http://global.rakuten.com/en/
 
 
 

※意外と簡単に始められる楽天海外販売

楽天海外販売の申し込み自体は非常に簡単で、RMS「拡張サービス一覧」の「海外販売」から登録申請するだけでOKです。申請が通れば、その日から海外販売が可能となります。
 
なお、取扱商品や販売する国によっては、輸出が規制・禁止されている商品もありますので、予め確認しておいたほうが良いでしょう。
 
参照)輸入が規制・禁止されているものについて
http://event.rakuten.co.jp/borderless/help/jp/contraband/
 
また、海外販売の申し込み自体は無料ですが、以下の条件に基づき別途手数料が掛かりますので、ご注意ください。
 
●海外配送システム利用料
送付先が海外である受注(通常商品、オークション、共同購入およびRMS全商品モバイル対応サービス) については、従来のシステム利用料に加え海外配送分の課金料率(通常のシステム利用料に加え4.0%)が掛かります。
 
 
 

※楽天海外販売を開始するために必要な設定(会社概要・決済方法・配送について)

申請が通ったら、会社概要に記載されている内容を英文に翻訳したページを別途作成する必要があります。主な内容は、会社の所在地、決済方法、配送方法、送料、通関に際する注意事項、返品・交換に関する内容など、日本国内で販売する上で必要な注意事項と変わりはありません。しかし、税関での手続きや、配送方法など、日本国内での販売では必要なくとも、海外販売には必須の項目もありますのでご注意ください。
 
なお、会社概要、メール対応などの海外販売を行う上で必要な英文のひな形は、RMS内「店舗運営マニュアル」の「海外販売サポータル」サイトに掲載されていますので、それを元にカスタマイズすると英文のコンテンツが簡単に
できあがります。
 
 
 

※発送可能なエリアの設定について

海外販売を開始する上で必要な項目を英文で作成したら、つぎは発送可能な国を選んでいきます。この作業は、一覧より配送可能な地域をチェックボックスで選んでいくだけなので、簡単に完了します。
 
 
 

※商品の設定について

配送可能な地域を設定したら、海外販売可能な商品の設定を行います。海外販売設定を行うと、商品別に海外販売の可否が設定できるようになります。海外販売可能に設定した商品は、商品ページより個別に英文ページの設定も可能となります。自動翻訳機能だけでは心許ない場合などは、この機能を活用して独自にページの編集を行ってください。
 
 
 

※楽天海外販売における疑問点

海外販売を始める上で、様々な不安や疑問点が出てくると思います。よくある問い合わせをFAQ形式でまとめてみました。以下、ご参照ください。
 
 
・海外発送に必要な書類はどうやって作る?
RMSに支援機能があります。その機能を利用するとインボイスや国際郵便(EMS)の送り状を簡単に作ることができます。
 
 
・関税は誰が支払う?
商品を海外に発送する場合、関税が掛かる場合が多いです。発送する商品や販売価格、国によってその額は様々ですが、通常、商品を受け取る顧客が負担するのが一般的です。
 
 
・消費税は?
海外へ発送する商品の場合、原則として消費税は不要(非課税)となります。ただし、海外から注文がある度に消費税を抜いて商品価格を修正するのが面倒な場合は、消費税分の金額を「海外販売手数料」としてお客様に負担していただいてもOKだと思います。
 
 
・電話で問い合わせがあったらどうしよう?
海外からの問い合わせはメールでの連絡が主流で、電話での問い合わせは意外と少ないです。取扱商品にもよりますが、型番商品を取り扱う某店舗では、海外注文件数に対して、電話での問い合わせ件数は全体の約2%〜3%程度と非常に少ないです。仮に100件注文があっても2〜3件程しか掛かってきません。(場合によっては、それより少ない場合もあります)
 
問い合わせ内容は「いつ商品が届くか?」が大半で、次いで決済に関する問い合わせ(クレジット決済の引き落とし日や、オーソリに関する内容)で、この二種の問い合わせで全体の約80%〜90%を占めます。英語が不慣れであったとしても、これらの問い合わせは簡単な言い回しで対応できますので、事前にテンプレートを用意しておくと便利だと思います。また、商品に関する問い合わせは滅多に電話では掛かってくることがなく、むしろ、メールでの問い合わせが多いです。
 
 
・商品に不良があった場合、送料はどうするか?
万が一、海外に発送した商品が不良だった場合、その商品を返送してもらうために販売価格以上の送料が掛かる場合があります。この件に関しては的確な判断が非常に難しいですが、原則として「いかなる理由の場合でも、返送の際の送料はお客様負担となります」とした方が無難かもしれません。
 
発送前の品質チェックを強化して、不良品が届かないように十分配慮することが必須条件となりますが、万が一のトラブルに備えて、消費者を丸め込むというネガティブな解釈ではなく、良い意味でお客様の理解を得られるような方法を考えておきましょう。
 
 
・荷物が配送途中で破損、紛失した場合は?
国際配送便には保険制度があります。発送時に保険料を支払うことによって、万が一の事故の場合は配送業者に保証してもらえます。販売価格にもよりますが、意外と安い金額で保険に加入できますので、海外発送の際には極力加入する方向で検討ください。
 
 
 
楽天海外発送は、基本料金ゼロ(売れたら課金)の従量制サービスです。多少手間は掛かりますが、新しい販売チャネルを大きなリスクを犯すことなく開拓できる絶好の市場です。国内での市場拡大で伸び悩んでいる店舗の方々は、ぜひ、一度、検討してみてはいかがでしょうか?